フランスのトップ・パティシエ フレデリック・カッセルのコンフィチュール・ノエル

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1月末まで期間限定のフォンテーヌブロー直送の味

フランスのトップ・パティシエ フレデリック・カッセルのコンフィチュール・ノエル
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スタジオのカッセル氏

フランスのトップ・パティシエ フレデリック・カッセルのコンフィチュール・ノエル

カッセル氏(左)とエルメ氏(右)

 

わが家では私は「ハルコ」と呼ばれ、妻のことは「オクサマ」と呼んでいます。そしてオクサマは、敏腕編集者なのです。今年の夏、オクサマはフランスへ撮影と取材のために出張しておりました。場所はパリの郊外の深い森に囲まれた古都フォンテーヌブローで、ここにかのピエール・エルメもその実力を認める、フランス最高のパティシエ、フレデリック・カッセルの店とスタジオがあるのです。10日ほどの滞在が終わり、オクサマが色々と持ち帰って来たお土産の中に「コンフィチュール・ノエル」があったのです。「コンフィチュール・ノエル」は洋梨、レーズン、レモン、オレンジ、アプリコット、乾燥イチジク、アンゼリカ(フキの一種)、クルミ、マロングラッセ、バニラビーンズ、スパイスミックス(シナモンステック、クローブ、コリアンダーシードル)に砂糖などを煮つめたものです。


少し甘酸っぱい味に、色々な食感と、複雑で奥深い香りの逸品です。味見しているとクリスマスツリーのオーナメントを連想するまさに、「ノエル(聖夜)」の名の通り、12月にふさわしいですね。

 

わが家では毎朝のパンに塗って食べていますが、あればフォアグラのテリーヌやジビエ料理にも合いそうです。フォアグラに「コンフィチュール・ノエル」を少しずつ塗りながら、ソーテルヌなんか飲んだらたまりませんね。(ブリーなどのチーズにも相性がいいとオクサマの一言も)もう一つは、チョコレートペーストの「パート・ア・タルティネ トラディション」でこれは、アイスクリームにかけて食べたら美味しいです。

 

フレデリック・カッセルは、世界最高レベルの菓子職人が集まるルレ・デセールのメンバーで、2003年には、36歳にして会長に就任、3期会長を務め現在に至っています。ルレ・デセール(Relais Desserts)は1981年にフランス創設された、ヨーロッパを中心とした世界のトップ・パティシエが加盟する協会で、会長はフレデリック・カッセル、副会長はピエール・エルメなのです。その他にジャン=ポール・エヴァン、「ダロワイヨ」のパスカル・ニオーなど国内外で活躍するパティシエやフランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France、MOF)受賞者が多く名を連ねています。

 

日本人メンバーは「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」の青木定治、「エーグル ドゥース」の寺井則彦、らがおりますが、皆さんおなじみの方です。オクサマが滞在していたパリ郊外のフォンテーヌブローは、世界遺産の城があり、一時はナポレオンの住まいもありました。この街は高品質の食を求める人たちが多く、連日美味しいものに出会っていたそうで、ハルコとしてはうらやましい限りです。この「コンフィチュール・ノエル」はフォンテーヌブローのスタジオで作られたものの直送で、1月末までの限定で国内でも入手出来るので(パート・ア・タルティネ トラディションは通年あり)、今年のノエルにいかがでしょうか。パリの友人はこの「コンフィチュール・ノエル」を買うためにはフォンテーヌブローまで行かないと買えない、日本の方が入手しやすくて良いなぁと、申してました。

※掲載情報は 2015/12/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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