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つい、「手土産」のことを「おもたせ」と言ってしまうことありませんか?意外と知られていないのが「手土産」と「おもたせ」の二つの言葉の意味の違い。「手土産」が持参するお土産のことを指すのに対し、「おもたせ」はもらった方がそのお土産を言う時の言葉です。使い方としては、訪問先でもらった手土産を一緒に食べる時に、もらった相手に「おもたせで失礼ですが……」と一言添えるというように使います。つい混同しがちな「手土産」と「おもたせ」ですが、この違いを知っておくと常識のある方からキチンと見られるので覚えておきたいですね。
今回は、そんな「おもたせで失礼ですが……」と言われて嬉しい京都の地元の方に長く愛されている老舗の手土産をご紹介。手土産の基本は自分が美味しかったものをオススメしたいという気持ちではないでしょうか。そんな気持ちで持参した手土産を、相手と一緒に美味しさを分かち合うひと時は嬉しいですよね。そんな場にピッタリのわざわざ持参したい美味しい京都の手土産をご覧ください。
京都の老舗珈琲店イノダコーヒの京都のお店でしか手に入らない繊細すぎる「レモンパイ」
京都の古くから地元の人に愛され続けている「イノダコーヒ」。全国の百貨店の催しなどで名前をご存知の方も多い有名珈琲店です。そのイノダコーヒがある京都のお店でしか手に入らないのが、この「レモンパイ」。理由は、口の中に入れた途端にとろける柔らかさのクリームが繊細で輸送やお取り寄せに向かないため、お店でしか手に入らないのです。そんな、こだわりの食感を持つ「レモンパイ」だからこそ、わざわざ持参してその美味しさを味わっていただきたい逸品です。
「はかなさ」も一緒に持参したい、「嘯月」の芸術的上生菓子
「虎屋」で修業した初代が、虎が月に吼える様を表す言葉から名付けられた老舗和菓子屋の「嘯月(しょうげつ)」。こちらの上生菓子は店頭に商品が並ばず、事前に注文をして出来上がる時間に受け取りに行かなくてはいけないという繊細で日持ちもしない、ある意味手土産には「不向き」といえるお菓子。ですが、持参してまで味わってもらいたいほどの華やかさと繊細さが絶妙のバランスは目でも口でも「はかなさ」を感じるほどの芸術性。贈った方と一緒に、ほんのひと時の美しい「はかなさ」を共有できる口福の手土産といえます。
140年以上の老舗和菓子屋で作られる季節感ある手土産
桂川の傍にお店を構える140年以上の老舗和菓子屋「御菓子司 中村軒」。「なつかしい昔の味、 あっさりした美味しさ」の和菓子は長く地元の人だけでなく観光客にも愛される味。年中、購入できる「麦代餅(むぎてもち)」や、「かつら饅頭」は多くの方に喜ばれる手土産ですし、季節を感じる水羊羹の「水鏡」や栗の美味しさを堪能できる「栗もち」、「栗大福」など四季折々の楽しみがある和菓子は訪れる季節ごと手土産にピッタリ。季節の挨拶にその時々の美味しさを持参できる手土産上手に嬉しい和菓子です。
京料理の老舗料亭で毎朝丹精込めて作り上げられる「京わらびもち」
約300年の歴史を誇る、京料理の老舗料亭「京懐石美濃吉本店 竹茂楼」が作る「京わらびもち」。お店の調理人が、毎朝丹精込めて丁寧に作り上げたわらびもちは添加物を使っていないため、賞味期限は3日しかないものなので、ぜひ持参したい手土産のひとつ。料亭の味を、そのまま味わえるのも魅力のわらびもちは、夏は冷やしてもきりっとした風味で、冬なら温めて温わらびもちにしても、京都らしいはんなり、もっちりとした食感が味わえるので一年を通して使える手土産にチェックしておいてはいかがでしょう。
老舗洋菓子店の新しい味「ダックワーズ」で予想を美味しく裏切る手土産を!
京都の老舗洋菓子店として有名な「村上開進堂」。予約制の美しいクッキーの詰め合わせやロシアケーキは手土産でも長く愛されているロングセラーですが、その「村上開新堂」の30年ぶりの新作がこの「ダックワーズ」。もともと「ダックワーズ」は日本の最中に見立てて作った、日本生まれのお菓子というのも老舗洋菓子店が手掛ける縁を感じてしまいます。包みを渡した際、「村上開進堂!」「クッキーかしら?」と思い浮かべてします相手の予想を美味しく裏切る手土産に老舗の新作の「ダックワーズ」はいかがでしょう?
30分位の待ち時間は当たり前 老舗の豆大福
歴史は100年と京都では比較的新しいお店といわれてしまう(笑)老舗和菓子屋の「出町ふたば」。豆大福が有名で、30分位の待ち時間の行列は日常の光景。にぎやかな店頭・店内で季節の生菓子を選ぶ楽しさを感じながらのお菓子選びは持参する相手の顔を浮かべながらの楽しい時間になりそう。賞味期限の短い生菓子ゆえ、ぜひ「買ってきたよ!」の嬉しさをそのままに先方へ向かいたいところ。気取らない手土産にピッタリな人気の和菓子です。
老舗の新しい取り組みは洗練と遊び心が同居する大人の和菓子
約400年の歴史を持つ老舗和菓子店「亀屋清水」は伝統を守る一方、新しい和菓子作りに取り組まれています。その一つがこの「大人の栗羊羹」。和菓子に見えない洋酒のラベルを思わせるおしゃれなデザインの箱。中身は琥珀の中に大きな栗を閉じ込めた美しい宝石を思わせる羊羹。そしてほんのりと漂うブランデーの香り……と、まさに大人のための洗練された和菓子は、意外性のある手土産にピッタリ!大人の雰囲気の場にスマートに持っていって遊び心を分け合って楽しみたい、そんな気の利いた「大人の栗羊羹」です。
※掲載情報は 2015/12/03 時点のものとなります。
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