浅草 神谷バーの代名詞「デンキブラン」オールドタイプのハーフボトル

浅草 神谷バーの代名詞「デンキブラン」オールドタイプのハーフボトル

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気分もアガる専用グラス2個セットも

浅草 神谷バーの代名詞「デンキブラン」オールドタイプのハーフボトル

浅草の老舗バーである「神谷バー」。日本に初めて誕生したバーとして知られています。そんな神谷バーは、1880年に初代の神谷傅兵衛が浅草に「みかはや銘酒店」を開業したことが源です。その後、酒の一杯売りを始め、輸入ブドウ酒を取り扱うようになり、同店の代名詞となる「デンキブラン」を開発・販売。1912年に店舗の内部を西洋風に改造し「神谷バー」がその歩みを始めています。

 

同店は1階が神谷バー、2階がレストラン、3階が割烹というカタチで飲食店営業をしていますが、1階には雷門通りに面した神谷バー売店があります。酒類や食品、雑貨が並ぶ中、今回は私が注目したのは、ベタですがやはり「デンキブラン」です。

浅草 神谷バーの代名詞「デンキブラン」オールドタイプのハーフボトル

現在はアルコール度数30度の飲みやすいタイプもありますが、手に取ったのは40度のオールドタイプ。値段も手頃なハーフボトル(360ml)を選びました。加えて、2個1セットになったデンキブラングラスもオーダー。これで飲むことでグっと気分もアガりそうです。

 

デンキブランの名前の由来は、電気ブランデーから。明治の当時、目新しいものを“電気OO”と呼ばれるなど、ハイカラワードとして使われていました。今でいう、OOドットコムやサイバーOOみたいなことでしょうか。デンキブランはベースのブランデー、そのほかワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされていますが、そのレシピは秘伝となっています。冷蔵庫で冷やしてストレートで、という店員の方オススメの飲み方で一口……度数40度のパンチ力に、薬草を感じる独特の風味が広がります。すぐに心地よく酔えそうですね(笑)。いくつもの時代を経て、100年後も支持され“酒好き”には堪らない逸品を、手土産にいかがでしょう。

※掲載情報は 2015/11/30 時点のものとなります。

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菅野夕霧

コピーライター、グルメガイド

菅野夕霧

コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。

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