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京都の老舗コーヒー店こだわりの逸品
食に携わる方なら誰しも納得して頂けると思いますが、本当に美味しいものにこだわって商品づくりをしますと「量産できない」、「日持ちがしない」、「安くは販売できない」という3つの「できない」に直面します。
最近はネットや物流が発達し大抵のものはお取り寄せ可能ですが、まだまだ現地に行かないと食べられない逸品というものがたくさん存在します。今回ご紹介するのはそういった現地でしか味わえない逸品の一つ、京都の老舗コーヒー店イノダコーヒさんの「レモンパイ」です。
イノダコーヒさんは全国の百貨店の催しなどにも出店されている有名店ですので、ご存知の方もたくさんおられると思いますが、この「レモンパイ」は京都の店舗でしか手に入りませんので、知らない方も多いと思います。
お取り寄せはもちろん、催事場でも出品されていない理由はその食感への拘りです。
写真からも見て頂けるとおり、クリームがキメの細かい泡状になっていて口の中に入れた途端にとろける柔らかさです!この泡状クリームが大変デリケートで輸送に耐えないので、お店でしか手に入らない逸品となっているのです。
いろいろなもので溢れて「新しい商品」を生み出すのは大変困難な時代の中、「レモンパイ」という商品は目新し物ではありませんが、そういった商品だからこそ食べれば誰にでもわかる品質がこの「レモンパイ」には備わっています。
ありふれた商品の中のとびぬけた商品こそ「逸品」と呼ぶのに相応しいのではないでしょうか?
京都にお越しの際は是非「レモンパイ」の逸品をお試しください!
※掲載情報は 2015/11/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジタブルフルーツアドバイザー
小坂洋平
1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。
日本野菜ソムリエ協会所属。