日常のご褒美。思い出の大阪鮓が、今もここにある幸せ

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忙しい時期でもほっこりとさせてくれる老舗の味をテイクアウトで。

「今日のお昼は八竹のお鮓にしよう!」1人黙々と仕事をこなす事の多い私のご褒美ランチです。そういう日は、いつもより仕事もはかどります。八竹を知ったのは今から十数年前、原宿の明治神宮交差点のほど近くにお店があり、所謂原宿的なファッションの人たちが行き交うその場所に、風情漂う八竹原宿店がありました。流行のファッションやインテリア、料理にも興味がありましたが、このお店の前で友達やボーイフレンドと待ち合わせすると「かっこいい大人」になれた気がしたものです。天気の良い日はテイクアウトした折詰め片手に代々木公園で食べたりしました。数年前、明石町への移転を知り、ご近所という事もあり、それを機会にまた味わえる機会が増えました。木枠のガラス戸と家紋入りの暖簾がとても素敵です。

 

八竹のお鮓はどれも美味しいのですが、ショーケースの前でいつも一瞬迷い、この日は、押し鮓と巻物の折詰めを購入しました。えびや穴子、かんぴょうやおぼろなど丁寧に仕込まれた具材、卵の巻物はふんわりしっとりとした口溶けで、やさしい鮓飯と相性は格別です。ばら鮓には刻まれた卵、巻物には厚焼きの卵、茶巾には薄焼きの卵と、少しづつ違う卵の味わいを感じられるのも私の楽しみのひとつでもあります。この原稿を書きながらも「あーまた食べたくなってきた」そんな気持ちになってきます。古典柄の笹柄の包みも素敵で、手土産にもぴったり。仕事の打ち合わせの際、外食の時間は取れないけれど美味しいものが食べたい時にもとても重宝します。これからの季節、人の集まりも多くおもてなしの機会も多くある季節です。お祝いの会や来客には、自分も少し手間をかけて、美味しいお出汁のお吸い物に季節の浮き実を散らしてお鮓と一緒にお出しすれば、豪華なおもてなしになります。師走にかけて、ゆっくりとした時間を過ごす余裕もない方も、とっておきの大阪鮓のテイクアウトで、ほっこり美味しい時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

日常のご褒美。思い出の大阪鮓が、今もここにある幸せ

※掲載情報は 2015/11/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

橋本彩子

料理家

橋本彩子

料理家。食品メーカー勤務をへて料理業界へ。ケータリングユニットに所属し、パーティーのケータリング、雑誌、書籍、CM、映画の料理製作の経験を積み独立。独立後は料理好きの原点に返ろうと、1年間ル・コルドンブルーでフランス料理を学ぶ。
現在は、料理雑誌、ビューティー、ファッション誌の料理ページの他広告等の料理製作を中心に活動。その他、自身のエプロンから派生した仕事着「workonepiece」のデザイン、企画、販売、料理教室、イベント出演など幅広く活躍中。

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