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株式会社ヤカベ
とよみつ姫 ドライいちじく 40g[株式会社ヤカベ]
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「不老長寿の果物」とも言われ、古くから漢方薬としても活用されるほど栄養価の高い無花果(いちじく)。特に食物繊維やカリウムに富み、整腸作用もあり、身体に嬉しいフルーツだというのはご存じでしょうか。
今となっては20年も昔、思春期真っ盛りの頃の女子がよく遭遇する「トイレのお悩み」に悩んでいた私を大いに助けてくれた、私にとっては「奇跡の果物」でもあり、すっかり快腸になった今でも、変わらず私の大好物です。
品種によっても異なりますが、だいたい8月半ば~9月頃にはスーパーマーケットの店頭に生果が並びます。吟味して熟したイチジクを選び、果実の皮をそろりと剥いてがぶりとかぶりついた時の、あの独特の触感と香りと品の良い甘さを思い出すと涎が出てくるほどですが、残念ながら生果の出荷期間があまり長くないために、生果を楽しめるのはほんの一瞬。旬の時期以外は、手に入りやすい「乾燥いちじく」を楽しんでいます。
今回は、そんなイチジク好きの私が惚れこんだ乾燥いちじく「とよみつ姫ドライいちじく」をご紹介したいと思います。
国内で流通している生果いちじくのほとんどは「ドーフィン」という品種で、ほどよい甘みがあります。また、よく目にする海外産のドライいちじくのほとんどは「スミルナ」「カリミルナ」という白いちじくが原料として使用されています。フランス原産の「ビオレ・ソリエス」という超高糖度の皮ごと食べられる黒いちじくもありますが、生産量が非常に少なく、なかなか広くは流通していません。
今回ご紹介する「とよみつ姫ドライいちじく」に使用されているいちじくは、福岡県が生み出したブランド無花果「とよみつひめ」。契約農家だけで栽培されるその生果の糖度はなんと16~17度と、一般に流通しているほかのいちじくに比べて非常に高く、さらに、果肉部分が厚くてジューシーなのが特徴です。
そんな「とよみつ姫」を乾燥させているので、その甘さほかの一般的なドライいちじくと比べてもずば抜けています。でもその甘さはしつこく口の中に残らないので、ついついもう1個……と食が進んでしまいます。堅すぎず少ししっとりしているのも、私のお気に入りポイントです。
こんなにおいしくて、しかも食物繊維や鉄分、カルシウムなどのミネラル、ビタミン類も豊富で、さらに抗酸化作用のあるポリフェノールや消化促進酵素も含まれていますので、まさに女性の美容の強い味方なのです。
おすすめの食べ方は、朝食べるなら、プレーンヨーグルトの中に「とよみつ姫ドライいちじく」をちぎって浸しておき、一晩置いてから食べる方法。ヨーグルトの水分でさらにしっとりした口当たりになります。おやつなら、紅茶に合わせてドライフルーツをそのままぱくり。しっかり噛みながら食べることで満腹感も与えてくれます。そして夜に食べるなら、お好みのチーズと合わせてプレートに盛り、赤ワインのおつまみにするのがおすすめ。チーズの塩っ気とも相性がいいのです。
いちじくがお好きな方、ぜひお試しになってみてくださいね。
※掲載情報は 2015/11/17 時点のものとなります。
ソルトコーディネーター
青山志穂
東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。