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ありきたりなコーヒーの淹れ方に飽きた方へおすすめ
みなさんはご自宅でコーヒーを淹れる時にはどういった抽出器具を使っていらっしゃるでしょうか。多くの場合は、ハンドドリッパーやドリップ式のコーヒーメーカー、エスプレッソマシンなどを使っているのではないかと思います。ただ、ハンドドリップの場合は蒸らし時間やお湯の注ぎ方など初心者には気をつけるポイントが多く、安定した味わいのコーヒーを抽出するためには、比較的に高い技術を必要とします。コーヒーメーカーやエスプレッソマシンは、ボタン一つで簡単にコーヒーが抽出できる反面で、器具を置くスペースが必要となり、高価という問題点があります。そういった、今までの抽出器具に不満を持っていらっしゃる方や目新しい抽出器具に興味のあるコーヒー愛好家の方に向けて、まだまだ一般的には知られていない、ちょっと変わった抽出器具をご紹介します。
空気圧を利用したちょっと変わった抽出器具
今回ご紹介するのは『エアロプレス』というコーヒー抽出器具です。一見すると、大きな注射器のような形をしていますが、ピストンを利用することで、空気圧をかけてコーヒーを抽出するため、手軽に短時間で、まるでエスプレッソのような風味の濃いコーヒーを抽出することができます。
簡単に使い方をご紹介します。
本体の底のキャップを外し、専用のペーパーフィルターをセットします。
付属の計量スプーンを使用して、本体にコーヒーの粉を抽出する杯数分入れます。
本体の側面の目盛りを目安にして、分量のお湯を注ぎます。
付属のパドルを使って、コーヒーの粉とお湯を10秒ほどかき混ぜます。
本体にピストンを差し込み、コーヒーの粉に接するまでゆっくりとプレスして、コーヒーを抽出します
抽出方法がフレンチプレスに似ているようにも思われますが、フレンチプレスの場合はやや粗めの金属フィルターで抽出するため、コーヒーオイルと微粉が多く残り、まったく違った味わいになります。
エアロプレスで抽出したコーヒーの味わいは、ドリップコーヒーに比べて風味が濃く抽出されますが、エスプレッソよりもあっさりとしていて、クリアで飲みやすい飲み口になるのが特徴です。使用するコーヒー豆はエスプレッソで使用するような極細挽きからドリップ用よりも若干細かい程度の細挽き方が推奨ですが、ドリップ用の中細挽きを使用すると、ドリップコーヒーの味わいにより近くなり、また違った味わいを楽しむことができます。コーヒー豆の挽き方や粉の量、お湯の量、抽出時間を変えることで、いろんな味わいのバリエーションを楽しむことができるというのもエアロプレスの醍醐味の一つです。
まずは自分用に買って、存分にエアロプレスの魅力を堪能したら、ぜひコーヒー好きのお友達へのギフトに利用してください。
※掲載情報は 2015/11/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ダイニングプランナー
梅津貴宏
1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。
