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カレーペーストでバリエーションが増える「うちのカレー」
日本人にとって、カレーは国民食と言われるほど身近で小さな頃から食べて来た物ですよね。「うちのカレー」の味というのがある方も沢山いらっしゃるのではないのでしょうか?私もカレーは大好物の一つです。本場インドカレーも、タイカレーも、シンガポールのカレーもそれぞれ違って好きですが、やはり海外にいる時に「日本のカレー」はとっても恋しくなり自炊して再現しようとしたりもしました。料理好きの母の作るカレーはかなりバリエーションがありました。形状や具材もその時々で変わったので、「あの一皿」というのはあまりはっきりと浮かんでこないのですが、一貫した“あの味”とコクのような物がありました。ただ、なかなかそこに辿りつけない。野菜や調味料も日本と同じじゃないからだろうと諦めていましたが、帰国してから理由がわかりました。どんな種類のカレーにも使われていたのが、大きな瓶に入った浅岡スパイスのカレーペーストでした。今回は、ちょうど秋めいてきたので、しめじやエリンギなどの旬のきのことコクを出すためにポルチー二茸を加え、飴色まで炒めたたまねぎと鶏肉だけというシンプルな秋カレーを作ってみました。水分に溶かすタイプの固形ルーとは違い、ペーストなら水分調整も楽なのでドライカレーも楽に出来ます。具材を変え、この基本の味にストックやスパイスを足し引きする事で、飽きずに間違いないカレーを作る事が出来ます。浅岡スパイスのカレーペースト、万能の逸品です。
※掲載情報は 2014/11/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ケーキデザイナー
鈴木ありさ
幼少時代からアートや海外のパーティーに興味を持ち、大学ではビジュアルアートを専攻。学生時代に訪れたボストンでケーキビジネスの存在を知り、日本にもスペシャルティーケーキの文化を広める存在になる事を決意。本場の技術を学ぶため、NYにあるThe Culinary Institute of America ペイストリーアーツ学科に進学。ケーキデコレーション第一人者であるBetty Van Norstrand氏と全米最高峰との呼び声も高いケーキデザイナー Ron Ben-Israel氏の元で学ぶ。二年次には学校代表でコンペティションでのセンターピースを任され金賞と最優秀賞と獲得。卒業後、元ファッションデザイナーCharlotte Neuville氏のケーキビジネスに一から携わりシニアアシスタントとして約2年間様々な作品制作を任される。2014年1月より5年ぶりに日本帰国。日本へSpecialty Cakeの文化を届けるという留学の本来の目標を達成すべく、独立。ウエディングやイベントでのデザインケーキ、デザート製作と共に、雑誌やウィンドウディスプレイ様の展示や撮影を目的としたケーキも製作している。