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お土産としては定番中の定番
皆さんは「世界一まずい飴」を食べたことがありますか?それは、フィンランドの変わったお土産としても人気がある「サルミアッキ」です。日本でもメディアで「世界一まずい飴」として紹介されたことがあります。
サルミアッキは、基本黒色をしているお菓子です。見た目から日本の皆さんには強烈な印象を与えるかもしれません。そして、食べるとさらに驚きを皆さんに与える事になるかもしれません。
この黒色の正体は、カーボンブラックという食品着色料で色付けがされていますが、欧米ではこの様な色味を持つお菓子は根強い人気があり、「リコリス菓子」という総称で呼ばれています。
サルミアッキも、「リコリス菓子」の一部とも言えますが、何よりインパクトを与えるのは「臭い」と「味」です。鼻を突くような臭いと、塩辛い味の正体は「塩化アンモニウム」。元は医薬品等として輸入されていたものでしたが、いつのまにか嗜好品となり、1930年代にはフィンランドでは普通にお菓子として広く親しまれるようになっています。
フィンランドでは、サルミアッキ協会というものがあるほど認知度が高く、写真のようなタブレットが一番メジャーではありますが、そのほかにもサルミアッキアイスや、サルミアッキクッキー、サルミアッキゼリー、そしてサルミアッキのお酒など、サルミアッキを使った食べ物、飲み物が非常に多く販売されています。
独特な外見と、食感のサルミアッキ。躊躇するかもしれませんが、癖になる人も多いので、年末年始のパーティー時期に話題の一つとしてお披露目するのも面白いかもしれませんよ!
※掲載情報は 2015/11/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フィンランド大使館
ムーミン、サンタクロース、サウナのふるさととして知られるフィンランドは、日本と外交関係を樹立してから間もなく100周年を迎えます。東京・名古屋・大阪から直行便で約10時間。一番近いヨーロッパの国として、季節を問わず日本から多くの観光客が訪れています。ムーミンやサンタクロース以外でも、美しい自然、優れた教育制度や洗練されたデザイン、高い技術力にゲーム産業やスタートアップなど世界から高い関心を集めているフィンランド。2014年にはムーミンの生みの親であるトーヴェ・ヤンソンの生誕100周年、2015年にはフィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年、2017年には独立100周年を迎えます。そんなフィンランドの情報を食文化という切り口を中心に皆様にお伝えしていきます。