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食べたら驚いてしまうほどのぶとうとは?
私の地元、岡山はぶどうの名産地でもあるんですが、今年の夏にいただいた「三穂の郷農園」のぶどうの美味しさに驚き、びっくりしてしまったので、今回は紹介をしたいと思います。
話を聞くと「三穂の郷農園」では、独特の育て方をしているようで、「乳酸菌栽培」という独特な方法で作られています。
善玉菌の代表である乳酸菌は、人の身体にも良い影響を与え、さまざまな食品に取り入れられていますが、その乳酸菌をブドウの樹木へ与えると樹木自体が元気になるとのこと。土壌に灌注したり、葉に散布したりすることによって、ブドウの樹自体の活力をアップさせるようです。そして、病気に強くなり、農薬の使用回数を減らすことが出来るみたいですね。
確かにぶどうがついている枝に、とても生命力があり、日持ちもすごくするんですね。房からすぐにぽろっともせず、しなっともしないんです。
また、この農園の三穂さんという方と東京の岡山県人会で出会った際に、こちらのぶどうをいただきました。見た目は、すごくきれいというわけではありませんが、それに勝るおいしさに感動しました。
農園のこだわりがたくさんあって、ぶどう栽培に乳酸菌を使うと、とても甘いブドウに育ち、渋みが抑えられてブドウ本来のコクが現れ、一般農法よりも日持ちがするみたいですね。もちろん保存料は一切使っていないとのこと。剪定を工夫し、農薬の使用回数をできるだけ減らして栽培し、乳酸菌を散布してブドウの樹木自体を元気にして、みずみずしい糖度の高い、美味しいぶどうを栽培されています。
また、枝を捻らず、枝先も止めず伸びる方向に伸ばしてまとめています。これは、梅の剪定や、ナス・トマトの誘引など同じで、植物ホルモンのことを考え、枝先を伸びる方に元気に伸ばした方が、植物の土台の根の細根がたくさん生えてくるからそうしているみたいです。実際に、伸び放題の枝を見た時には、普通の剪定されている枝とはおお違いだったので、驚きましたね。
こういった製法から、根で作られるホルモンが、生長を促進し 「元気な樹木へ」、そして、美味しい果実を実らせるそうです。「呼吸」のことを考えると、枝を伸びる方向に伸ばしていくことが、「作物の元気さ」につながるとは、知りませんでした。
月のリズムを生かした特殊な栽培もされているようで、普通のぶどうとは、全く違いますね。農薬を一切使わず、肥料も、化成・有機問わず、施肥目的では一切使わない方法で、ただ放置する農法ではなく、耕起や草取り、その他、圃場管理は、しっかりと行い、「自家採種」を毎年繰り返し、種と土(圃場)とを適合させているとのこと。このこだわりは、ぜひ食べていただいて実感してほしいです。
※掲載情報は 2015/10/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
元プロマラソンランナー
有森裕子
1966年岡山県生まれ。就実高校、日本体育大学を卒業して、(株)リクルート入社。バルセロナオリンピック、アトランタオリンピックの女子マラソンでは銀メダル、銅メダルを獲得。
2007年2月18日、日本初の大規模市民マラソン『東京マラソン2007』でプロマラソンランナーを引退。
1998年NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」設立、代表理事就任。2002年4月アスリートのマネジメント会社「ライツ」(現 株式会社RIGHTS. )設立、取締役就任。スペシャルオリンピックス日本理事長、日本プロサッカーリーグ理事。他、国際陸連(IAAF)女性委員会委員、日本陸上競技連盟理事、国連人口基金親善大使、笹川スポーツ財団評議員、社会貢献支援財団評議員等を歴任。
2010年6月、国際オリンピック委員会(IOC)女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞。同12月、カンボジア王国ノロドム国王陛下より、ロイヤル・モニサラポン勲章大十字を受章。2010年にはIOC女性スポーツ賞を日本人として初めて受賞。
2013年9月、厚生労働省いきいき健康大使に就任。