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ラ・ブランジェ・ナイーフ
ナイーフの小さな玉手箱:おまかせパンセット
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パン好きをはじめ、地域の方にもとても親しまれていた中目黒を代表するパン屋「ラ・ブランジェ・ナイーフ」が閉店したのが2007年。オーナーでブランジェ(パン職人)の谷上正幸さんは、その後も神戸のホテルや京都八百一本館のベーカリーでシェフ・ブランジェを務められ、又、パンにまつわる書籍を出版したり、講師を務めるなど様々な形で活躍されてきました。そして、9年の歳月を経た9月25日に再び自身のお店を世田谷・若林にてオープンしました。
新店は、最近パン激戦区と言われる世田谷の環七沿いで、世田谷線若林駅近くにあります。カフェやインテリア・ショップが立ち並ぶ中目黒の通りの雰囲気とは違いますが、真っ赤な扉と美味しそうなパンのオブジェは目を惹き、ここだけパリの街角のようです。
店内は当時と同じ対面販売。ショーケースもあの頃と同じようにバゲットやドイツパンなどのハード系食事パン、食パン、お惣菜パンにおやつパンまで、手頃な価格で幅広い層がデイリーに楽しめるパンが毎日20種類以上並んでいます。
開店当時と変わらないのは店のスタイルだけでなく、谷上さんが毎日丹誠込めて焼かれるこだわりのパンにも現れています。ただ違うのは、以前は外国の粉を多く使っていたそうですが、新店では国産小麦100%のパンも色々焼かれています。
まずオススメされたのが、京都時代に開発されたシリアル・ブレッドです。国産小麦ゆめちから100%、加水100%、自家製酵母ホップ種とレーズン種を使用し約20時間熟成して焼かれたパンは、もっちりねっとりとした食感、シリアルのプチプチ食感やほんのりビターな香りも絶妙です。1枚の食べ応えも栄養も抜群です。既に、大人気で早々に完売の日もあるそうです。
「ゆめちから」70%「キタノカオリ」30%のパン・ド・ミーもしっとり、焼くと外カリっとして美味ですし、年配の方にはイギリスパンも大好評のようです。今の私のお気に入りは、パン・ド・ミーやエッグロール(ブリオッシュ)に自家製ジャムや果物をのせたタルティーヌを朝食に食べることです。これからの季節、寒くなると朝起きるのが辛くなりますが、美味しいパンがあると目覚めるのも苦にならなくなりますもんね。
地中海料理好きには外せないオリーブとドライトマトが入った”アルルカン・オリーブ”やドライいちじく入りカンパーニュもオススメです。不動の人気のミルクフランスも忘れずに!
かつてファンでネットを見て知り訪れた方や、偶然ここを通りがかり”あのナイーフ!?”と、驚き飛び込んだ方、私のようにすでにデイリー使いしているご近所の方など、オープンしてまだ一ヶ月ですが、早くも世田谷を代表するパン屋として噂になっています。又、遠方の方にはうれしい通信販売もスタートしてます。これで世田谷パン巡りがますます楽しくなりますね。
※掲載情報は 2015/10/23 時点のものとなります。
地中海の食・音楽のコーディネーター
おきよし(沖淑子)
大型レコード店のワールド・ミュージックのバイヤー担当後、いつかは南の島へ移住を夢見ながら東南アジア~南インド~モロッコの音楽&食を探訪。数年前より音楽フェスティバルで訪れたマルセイユで地中海料理の魅力に目覚め、現地のシェフに料理を学ぶ。
2012年2月に代官山にオープンしたフレンチ・デリ&カフェ「table ogino」のオープニングスタッフとして勤務。2013年には、レバノンでオリーブ収穫の手伝い&家庭料理を学び、都内で中東料理イベントやケータリングも行う。現在は日本エスニック協会の汎地中海料理のアンバサダーとしても活動中。
また、スパイスやハーブをミックスしたジャム作り、特に好きな音楽を聴きながら夜な夜な煮る“深夜のジャム活”をFB、instagram、twitterで発信中!