シェフや料理家が注目!旬の料理用りんご「ブラムリー」のジュース

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料理用の青りんご「ブラムリー」とは?

秋に旬を迎えるりんご。日本はもちろんのこと、世界中で愛されている果物のひとつですね。日本では生食されることが一般的ですが、世界では料理向きの品種も多く出回っています。生食用のりんごは「デザートアップル」「イーティングアップル」、料理用のりんごは「クッキングアップル」と呼ばれ、用途により区別されているほど。

 

「クッキングアップル」は生では酸味や渋味が強いものの加熱調理すると美味しさが際立つのが特徴。今までは生食用品種に力を入れていた日本でも、近年「クッキングアップル」が栽培されるようになり、シェフや料理好きの間では注目が高まっています。

 

そのなかでも私が毎年楽しみにしているのがこちらの青りんご「ブラムリー」。大きめのサイズでゴツゴツとしていて少し不格好ですが、とても可愛らしく愛着がわく見た目です。そのままかじると驚くほど酸味と渋味が強く、強烈な味わい!今まで親しんでいた「デザートアップル」とは全く別物です。加熱すると果肉が素早く煮溶ける特性を持つため、あっという間にジャムの出来上がり。

 

もともと強い酸味を持つ「ブラムリー」は加熱後もその個性をしっかり残し、甘味を加えて調理しても理想の甘酸っぱい味わいに仕上がります。さらに加熱後に爽やかな香りがより一層引き立つのも魅力です。他のりんごでは表現できない独特の風味はパイやタルトなどのお菓子作りにはもちろん、肉料理やチーズ料理などのお食事メニューでも個性を発揮。上品で優しい味わいの食材とあわせてアクセントに、またパンチのある食材とあわせても負けることのない主張は幅広い料理に重宝します。一度使うと虜になるシェフや料理家が多いのも納得です。

「ブラムリー」の歴史と日本への道のり

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「ブラムリー」の生まれはイギリス。200年ほど前に偶然実生したといわれています。イギリスでは生産されるりんごの50%近くを占めるほど人気で、昔からずっと食べられてきた品種です。日本には明治時代に入ってきたものの普及はせず、その後1990年に再度導入されて、長野県小布施町で商業栽培への取り組みがはじまりました。国内での栽培の歴史はまだ20年ほどと浅いものの、長野県の他の地域や北海道などでも栽培されるように。食通のファンが多いだけに、今後もますます増えていきそうな予感です。日本では品種改良が盛んでたくさんの品種が生まれてきましたが、200年以上前に誕生した「ブラムリー」が今もそのまま世界で愛されつづけているなんて、とても素敵なことですね。

個性的な「ブラムリー」の魅力を加工品で!

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毎年楽しみにしているファンが多い「ブラムリー」。産地やファンの方々の地道なPR活動の努力、そこに今年は数々のメディアでも取り上げられたことも重なって、今までになく話題に。発売されるとすぐ品薄状態になりました。小布施町では今年収穫した「ブラムリー」はすでに販売終了となってしまいましたが、生ではなくても「ブラムリー」は楽しめるのです!それが「ブラムリージュース」。ブラムリー果汁100%なので、個性的な酸味や爽やかな香りもそのままギュギュッと詰まっています。

 

元気を出したい朝やリフレッシュしたいときに、また肉料理に合わせるドリンクとして、ドレッシング作りに活用しても。甘味を楽しむ他のりんごジュースとは全く異なる風味をお試し下さい。ジュース以外にもジャムやゼリーなどの加工品でも「ブラムリー」の魅力を味わうことができますよ。お気に召したら来年は「ブラムリー」をぜひ生で。8月下旬頃から出回ります。

※掲載情報は 2015/10/16 時点のものとなります。

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キュレーター情報

KAORU

シニア野菜ソムリエ

KAORU

ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第一号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐほか、主にTV・ラジオ・雑誌などで活躍。またセミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業ともコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(ともに誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。

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