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NOAKE TOKYO
和栗のテリーヌ(フルサイズ)
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この時期、食いしん坊の誰もが魅了されるのが……栗をつかったスイーツの数々。モンブランにマロングラッセ、栗きんとんに栗羊羹などなど、世の中は実りの季節ならではの甘い誘惑にあふれています。そんな中でも、近頃出会ったもっとも魅惑的な逸品が、NOAKE TOKYOの季節限定商品『和栗のテリーヌ』です。
一見、栗の粒が入ったパウンドケーキのようですが、口にいれてみるとその濃厚な食感に驚くはず。なんと生地にたっぷりときめ細やかな栗のペーストが練り込まれているのです。その緻密な質感を楽しんだ後、栗の優しい甘味が滋味深い香りと共に広がっていきます。この栗本来の味わいを引き立てる上品な甘さは、贅沢に使用された和三盆糖によるもの。濃密な口当たりなのに、余韻はどこまでもやわらかく、決してしつこさを感じさせない所以です。
そして中にゴロンと埋め込まれているのは、イタリアはピエモンテ産のマローニ。こちらは高級マロングラッセに使用されるという極上の栗で、そのコクと豊かな風味は一度体験してしまったら最後……もっともっと食べたくなってしまう魔性の味わいです。
1本あたり8千円台、ハーフサイズでも4千円を超えるので、比較的いいお値段ではありますが、誰しもがその魅惑的な風味の虜になってしまうこと間違い無し。この時期ならではのちょっとキケンな逸品をぜひお試しあれ。
※掲載情報は 2015/10/17 時点のものとなります。
ワイン研究家 株式会社食レコ 代表取締役
瀬川あずさ
聖心女子大学卒業後、施工会社の秘書を務め、多くの飲食店のリーシングや施工業務に携わる。その後、趣味が高じてワインエキスパート、日本酒利酒師の資格を取得。記者・ライター業、飲食コンサルティング業、ワイン講師など食やワインにまつわる仕事に精を出す。2014年、食に特化したリレーションサービスを提供する 株式会社食レコの代表取締役に就任。ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」新宿校の主幹講師も務め、食やワインを通じた豊かなライフスタイルを発信している。