ビールを超えた芳醇さ!木樽で熟成するバレルエイジドビール

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樽により香りや味わい、熟成期間が異なるビール

ビールを超えた芳醇さ!木樽で熟成するバレルエイジドビール

一般にビールのおいしさは「鮮度」と言われています。できたてのおいしさを求め、わざわざブルワリーに足を運ぶ人も多いです。でも実はビールの世界でも、バレルエイジド(木樽熟成)されたビールがそっと楽しまれていることをご存知でしょうか?

 

今回ご紹介するのは『よなよなエール』『水曜日のネコ』 などを醸造するヤッホーブルーイングが醸造する、希少なビール『 バレルフカミダスB-12』です。B−12とは樽のナンバー。 その樽は、戦後の1950年頃に日本に輸入され、 世界に誇るジャパニーズウィスキーを熟成 してきた、60年物の木樽です。その樽に仕込んだビールは、 製造から1年間熟成させた、麦のワインと呼ばれる『 バーレーワイン(2013仕込み)』。2014年に樽詰めし、テイスティングを重ね、 最も香りと味わいのバランスが整ったことを見極めて、 瓶詰めされます。

ビールだけれど、ビールとは思えない芳醇さ

ビールを超えた芳醇さ!木樽で熟成するバレルエイジドビール

その味わいは、アプリコットのような甘酸っぱさとレーズンのコクと深みがあり、円熟したモルトの甘味が広がり、そして樽由来のまろやかな渋みが味を引き立てる……。アルコール度数が11.5%あるので、ワインのように、またモルトウィスキーをゆっくりと舌でころがし楽しむように味わってみてはいかがでしょうか。赤坂にあるビアBar『sansa』のマネージャー橋本さんも「ジャパニーズウィスキーの樽が日本のクラフトビールの熟成に使われることはおそらくこれが初めての試みだと思うので、すごく貴重な逸品。モルトつながりでこのビールとウィスキーを愉しむことも面白いと思います」とおっしゃっています。

 

この時期、不定期に発売されるこの希少なビールは、毎年あっという間に売り切れてしまうそうです。今回は10月14日の20時に一般発売予定とのこと。気になる方は早めのチェックをおすすめします。

※掲載情報は 2015/10/11 時点のものとなります。

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宮原佐研子

ビアジャーナリスト/パンコーディネーター

宮原佐研子

日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。

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