塩ラーメン
邦栄堂製麺所 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町5丁目6−15 電話:0467-22-0719
先日、鎌倉に遊びに行ってきた友人から、「はい、お土産。」と使い回している感のあるオシャレな紙袋を渡されました。紙袋のデザインが適度に良いと、何かあった時に使えるのではないかと紙袋を保管する人は多いと思います。使い回した紙袋を渡されると、中に何が入っているのだろと気持ちがワクワクします。こういう時は、決まって中身とは全く関係のなさそうな物が中に入っています。傾向として、「おすそ分け」する時のパターンに多いものです。今回も例外に漏れず、紙袋のパッケージからは想像も付かないような、なんと「生中華麺」が入っておりました。「生中華麺」を手に笑みを浮かべる僕に対し、「今回はタイミング悪く、二玉しか手に入らなかったよ。」と友人は言うのです。
鎌倉に決まった数だけ少量生産する美味しい製麺所があるという噂を聞いたことがありました。それは「邦栄堂製麺所」という地元でも人気の製麺所です。鎌倉周辺の中華屋さんがここの麺を使っているので、この中華麺のファンになっている方も多いらしいのです。料理家の方のレシピに「邦栄堂製麺所」という名前を出している記事をいくつか見かけたので、やはりプロの方からも注目されているのだと思います。茹でる前の「生中華麺」の色は黄色みが強く、見るからに茹でると美味しく化けそうな感じがします。手触りは、「モッチリ」としています。
「生中華麺」をいただいて気が付いたのですが、完成されたラーメンを食べる楽しみとは別に、「具材に何を入れたら良いのだろうか?」と「作る楽しみ」もあります。美味しそうな「生中華麺」を見ながら、「どんなラーメンにしようかな?」と趣向を凝らすこと自体が、楽しいのです。
「たっぷりの水を沸騰させる 麺を入れ沸きあがってきたら差し水をする」と、一枚の紙に「茹で方の目安」について説明してあります。「麺の太さ」によって茹でる時間が変わると言ったほうが正しいのか、「スープの味」によって適した「麺の太さ」が変わると言ったほうが正しいのかは分かりませんが、僕のいただいたのは、「細麺の塩」でしたので茹でる時間は1分強でした。
実際に作ってみると、僕でも簡単に本格的な美味しい「塩ラーメン」が出来てしまいました。メンマに薫製のウズラの玉子、チャーシューの代わりにスモークハムを載せ、かいわれ大根を添えてみました。家庭で作る「創作ラーメン」は、自分の好きな組み合わせの具材を載せられることが醍醐味です。
食べてみると程よくコシもあり、食感もちょうど良いです。1本1本の「麺」の味を噛みしめたくなるような美味しさです。付属しているスープは、そのまま食べても美味しいのですが、お好みでアレンジしても良いです。麺を半分くらいに食べたところで、沖縄の「島とうがらし」を加えてスープの味も2倍楽しめました。
今度は、自分で鎌倉まで「生中華麺」を買いに行こうと思います。「創作ラーメン」が、すでにマイブームになりそうな予感がします。誰かに手土産として差し上げても喜ばれると思います。しかも、友人からいただいておいて失礼な話ですが、こんなに美味しいのにとても安いのです。鎌倉に行ったら、ぜひ「邦栄堂製麺所」の「生中華麺」をお土産に買われてはいかがでしょうか?
邦栄堂製麺所 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町5丁目6−15 電話:0467-22-0719
※掲載情報は 2015/09/30 時点のものとなります。
荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主
荒岡俊行
1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。
ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。
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