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日本には、お餅という食べ物があり、そのもちもち感を甘くした餅菓子があります。このもちもちの餅菓子、外国人にも本当に人気で、日本人にもコアなファンが多いほど。今回10選としたかったのですが、どうしても最後の1選を選びきれず、苦渋の決断が下せず、悪しからず9選とさせていただきました!10選に至るまで、続報をお待ちください。
1:福井の銘菓「羽二重餅」
JR福井駅より徒歩8分ほどにある「羽二重餅総本舗 松岡軒」。現在4代目の店主が、創業時からの精神「おいしさは真心」をモットーに、風雅な伝統の味を守り続けています。
福井は、高級絹織物「羽二重」の産地。1887年(明治20年)、村野文次郎翁が福井で初めて羽二重を織ったといわれており、薄くしなやかな肌触りで、たちまち世にその名を知られるようになりました。餅粉を蒸し、砂糖と水飴を加えて端正に練り上げたもので、絹織物「羽二重」の風合いをそのまま写し取ったかのような、きめ細かくなめらかな餅菓子です。2~3ミリという薄さにこだわっており、口の中でふんわりととろけていくような食感と、ほんのりとした甘さが楽しめます。
2:大阪小島屋の「けし餅」
けし餅は、北海道の小豆のこしあんを餅皮で包んだものに、けしの実をまぶしたものです。けしの実のぷちぷちとした食感に甘さ控えめの餡、なんとも言えないもちもちしたもちの部分のバランスがとてもたまりません。
この「けし餅」の美味しさは、食感。お餅の柔らかさは、日が経つと少しずつ餅皮が固くなるので、その時にはけしの実が少しこげる程度にオーブントースター等で 2~3分まんべなく焼くと皮が柔らかくなり風味良くなります。
3:三重県伊勢市の名物、出来たて「赤福」
三重県伊勢市の名物、東海地区お土産として全国的にも名の知れた「赤福餅」。
もともとは伊勢神宮の参拝客など先を急ぐ方々の食事代わりに食べられていた為、こってりとした甘さの黒砂糖を使って炊き上げられた餡をのせていたそうですが、昭憲皇太后へ献上するため貴重品であった極上白砂糖を使用して炊き上げた餡が、非常に美味しい出来栄えのため、皇太后にも絶賛していただけたことで、現代まで長きに渡り愛され続けている伊勢名物になったのです。お土産としてメジャーですが、出来立てとなると本店でないと味わえないので、餅菓子好きには、出来立てを是非味わっていただきたいです。
4:目黒通り沿い「御菓子所ちもと」の「八雲もち」
東急東横線の都立大学駅から歩いて3分ほど、目黒通り沿いにある「御菓子所ちもと」。地名にちなんで名づけられた「八雲もち」。蒸したもち米に黒砂糖と上白糖を混ぜ、泡立てた卵白と寒天を加えた求肥もちで、まるでマシュマロのようなやわらかい食感が特徴です。口の中でふわりと溶けていくような「八雲もち」の食感は、ほかのもちでは味わえないと思います。「八雲もち」の中には砕いたカシューナッツが入っており、カリッとした歯ごたえと香ばしさも楽しめます。
5:「鈴懸」福岡本店の「鈴乃○餅」
福岡が本店で東京と名古屋に1店舗ずつある「鈴懸」の「鈴乃○餅」は直径わずか5cm足らずの一口サイズの大きさ。皮は佐賀県産のヒヨクモチを使用しており、とてももっちりとしています。一見どら焼きのように見えるのですが、食感が全然違います。中には餡が包まれていて、十勝産の小豆を使用しているそうです。餡は上品な甘さで、皮がもっとりしているので、口に入れたときに、中の餡との一体感が絶妙です。
6:秋田県の伝統菓子『バター餅』
フワフワで、にゅ〜っとよく伸びるのが特徴。お餅にバターと卵黄、お砂糖を加えたものでバターがしっかり入っていても脂っこくはありません。『バター餅』は、北秋田市のごく一部、地元でも知る人ぞ知る食べ物で、もともとは、お餅にバターを入れると時間が経ってもお餅がかたくなりにくいということで、狩りのために山に入るときに重宝したようです。数年前にテレビ番組で紹介されてから一気に知名度が上がり、地元でも大人気。現在はいろんなメーカーが製造・販売しており、美味しいバター餅を競い合う『BM -1グランプリ』(BM=バター餅)が行われるほどになったそうです。
7:宮城県、仙台銘菓「生クリーム大福」
冷たくて、もっちりでやわらかい。和菓子好きも洋菓子好きも喜ぶのが「喜久福」という大福。作ってすぐに冷凍され、販売も冷凍でされていますので、食べる時には1時間ほど解凍していただくのがルールとされています。しっかり解凍してやわらかさを堪能するのも美味しく、半解凍でアイスのようにいただいても美味しくいただけます。しっかり解凍すれば大福のやわらかさと、その中に包まれている餡・クリームのハーモニーがたまりません。まさにとろける美味しさです。
8:福岡県、太宰府天満宮の名物「梅ヶ枝餅」
「かさの家」の「梅ヶ枝餅」は、お店の入り口で焼いており、出来立てのものを一個から買う事が出来るのですが、出来たての「梅ヶ枝餅」は、熱くて手で持つのがたいへんなくらい熱いです。外側の餅は意外と薄く、表面が香ばしくパリッと焼き上げられており、裏側の餡を包むほうがしっとりと柔らかいのです。食べると、焼きたての餅のパリパリ感と中身の熱々の餡の柔らかな食感を楽しむことが出来ます。持ち帰ってから食べることを待てずに、出来立ての「梅ヶ枝餅」を店の前で食べたくなるのが納得出来るくらいに美味しいです。
9:青森土産、カスタードクリームとフルーツの大福「やわら果」
はとや製菓の「やわら果」は、おもちに大粒にカットしたパイナップル、りんご、キウイ等のフルーツが入った餅菓子。もちもちっとした食感なんですが、食べた瞬間、フルーツの香りが口いっぱいに広がり、フルーツが口の中ではじけるような感じが美味しいです。お餅にはつぶあん・こしあんが入っているイメージが強いですが、この「やわら果」はカスタードクリームにフルーツが包み込まれています。それぞれ大粒のたこ焼きのようにフルーツが入っていて、香りの違いとフルーツの食感が楽しめます。
※掲載情報は 2015/09/07 時点のものとなります。
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