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食文化の宝庫「房総」の地産素材から生まれた、美味しいをつなぐ絶品プリン
酪農というと北海道や那須(栃木県)をイメージするけど、酪農発祥の地はナント房総(千葉県)。徳川八代将軍吉宗公がインドから3頭の白牛を輸入し、軍馬などを飼育していた安房(千葉)の嶺岡牧で放牧したのが、わが国での酪農の始まりといわれています。ちなみに日本で初めての牛乳屋さんも千葉県出身の前田留吉というお方。まさしく千葉は日本の乳業発祥の地なんだね。そしてさらに房総魅力は続く。日本で唯一料理の神様として全国から崇拝される高家神社(たかべじんじゃ)は房総・千倉に佇む。日本三大朝市の一つ房総・勝浦は朝市発祥の地だ。鴨川には「日本の棚田百選」に「大山千枚田」があり、「鯛の浦」はマダイが群泳することで知られ「鯛の浦タイ生息地」の名称で、世界有数のタイ群生地として国の「天然記念物」に指定されている(ちなみにサーフィン発祥の地も鴨川といわれている(笑)。
そして房総には世界が注目する日本の食文化「鯨肉食」の捕鯨基地がある。現存する全国4ヵ所(網走市、宮城県石巻市、千葉県南房総市、和歌山県太地町)の捕鯨基地のひとつが南房総市和田地区(和田浦)。17世紀頃から房総沿岸で捕鯨が行われてきたそうで、現在も毎年6月下旬から8月下旬に掛け沿岸でのツチクジラ漁が行われる。日本全国で毎年66頭の捕鯨枠があり、そのうちの四割もが和田漁港で捌かれているとのことです。(参照:http://kokushi.job.affrc.go.jp/H23/H23_47.html)いわば房総は食文化の宝庫。そんな房総に魅せられた夫婦が営むのが鴨川の地産地消のカフェレストラン「FUSABUSA」だ。
店内では希少な和田浦のツチクジラの料理をはじめ、房総野菜のバーニャカウダや地魚のカルパッチョやなめろう、蛤やサザエ等、コレでもかぁ!!っていうぐらいに地産地消の料理が楽しめる。
そして、その「房総の美味しいをつなぐ」をコンセプトに地産の素材を使用したスイーツやグロッサリーのフードブランドが「FUSABUSA ふさぶさ」だ。ブランドコンセプトを開設当初から具善化したのが「たまちちぷりん」。有精卵(たま)と生乳(ちち)が主役だから"たまちち"。素材が良いからなにもしたくない、という「思い入れ」が伝わる。
南房総の里山で平飼いされのびのび育つ鶏の卵と、FUSABUSAの近所の太田和牧場で搾れる「生乳」を使い、生クリームやバニラなど添加せず、カラメルソースも不使用。砂糖も極限まで控えた、自家製自然派プリンです。
そしてもうひとつのたまちちぷりんが「白」。太田和牧場で搾れる「生乳」に自家製練乳と卵白を加え、蒸し焼きしたミルクのコクがしっかりと楽しめるミルキーなプリン。卵黄を使用しない正真正銘のミルクプリンです!
どちらのタイプのプリンも、乳成分を調整していない搾りたての生乳を使用しているから、加熱調理の過程で、容器の上部にバタークリームのような層があらわれます。ふるふるなめらかなプリンの層とクリームの層の二層の美味しさも、このプリンの魅力の一つです。
※掲載情報は 2015/09/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
グルメプロデューサー、グルメブロガー
スイーツ番長
強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。