創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

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チーズの洗練師がつくる渾身の逸品

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

昨年2014年11月、地元・和歌山にチーズ専門店「コパン・ドゥ・フロマージュ」をオープンさせた宮本喜臣さん。

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

和歌山でもアクセスがあまりよくない土地で自宅一階をショップにし、住宅街の中で始めたこのチーズショップの目玉商品が、宮本さんの地元愛とアイデアがギュッとつまったアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」です。

 

チーズ自体は北イタリアの青かびチーズがベース。そこに、地元・和歌山名産の梅酒や肉桂(ニッキ)を使ってオリジナルな商品を作り上げています。梅焼酎を含ませたチーズに肉柱の薫りがよく合っていて、食後にゆっくりとちびちび食べたい味わい。和食のコースのデザート代わりにもよさそうです。

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

宮本さんいわく「私は『チーズ洗練師』。チーズに工夫をこらした風味を加えて、新しい価値を生み出すのが仕事」とのこと。言葉通り、チーズ自体が一つの世界観でまとまった味わいとなっていて、その完成度の高さに驚きました。

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

じつは、このチーズを開発するに至るまでには数年の月日を要しています。ヨーロッパを代表するチーズ洗練師であるハンシ・バウンガルドナー氏に何度も指導を仰ぎ、試食をして感想をもらい、試行錯誤を繰り返してようやく完成した、宮本さん渾身の逸品なのです。

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

チーズにはいろんなタイプのものがあり、パクパクと気軽にたくさん食べて欲しいものもあるけれど、このチーズはそうではありません。チーズと素材の組み合わせの妙を、じっくり堪能しながら至福の時間を過ごしてほしい、そんな楽しみのできる極上のアレンジチーズなのです。

創意工夫あふれる、和歌山発信のアレンジチーズ「ブルー・アッラ・カネッラ」

大量生産はしていないので在庫に限りがあり、必ず入手できる訳ではないのですが、タイミングがあえば、『こんなグルメなチーズの世界もあるんだ!』と感じていただきたい、この秋おすすめのチーズです。

紹介しているお店
コパン・ド・フロマージュ

※掲載情報は 2015/09/04 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梶田泉

フランスチーズ鑑評騎士

梶田泉

岐阜県岐阜市出身。20代半ば、ふとしたきっかけで通い始めたチーズ講座で徐々にチーズの世界に魅せられる。チーズ造りの現場を知りたくて、国内外のチーズ産地を訪れ知識を深める。2000年、フランスチーズ鑑評騎士叙任。雑誌編集の仕事をしながら、都内のワイン教室にてチーズ講座を10年以上担当し、2012年に独立。「かじたいずみチーズ教室」を立ち上げ、現在に至る。チーズを気軽に楽しむ講座からプロ向けの講座までの各種チーズ講座やワイン講座、食イベントなども開催。著書に「楽ウマ!チーズレシピ」(宝島社)。

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