ハチミツを「巣ごと」いただく?贅沢すぎるソフトクリーム「ハニーチップス」

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オーガニックミルクの自然な味はソフトクリーム単体でも秀逸

ハチノス(蜂の巣)を載せたソフトクリームをご存じですか。いえ、ハチミツ(蜂蜜)と間違えた訳ではありませんよ。ハチノスで合っています。いえいえ、だからと言って、ホルモンのハチノス(牛の第2胃)を載せる訳でもありませんし、そういった特別な業界用語がある訳でもありません。正真正銘、ハチがハチミツを蓄えるハチノス。文章がハチだらけでややこしいですが、巣みつ(コムハニー)と呼ばれるハチノスは、ハチミツがとろーり詰まった状態でそのまま食べられるのです。これをソフトクリームに載せて食べるという専門店が、東京の広尾と原宿(ラフォーレ原宿内)にできています。

ハチミツを「巣ごと」いただく?贅沢すぎるソフトクリーム「ハニーチップス」

お店の名前を「ソフトリー」というのですが、もしかするとそれだけでピンとくる方がいるかもしれません。実はこのお店、韓国からやってきた日本進出店なのですが、韓国では2013~14年にかけて、この巣みつを載せたソフトクリームが大ブレイクしました。ここ1~2年の間に韓国旅行をした方なら、その勢いをきっとご覧になっているはず。日本のお店で使っている巣みつも、韓国から輸入した特注品を使用しています(非加熱、非冷凍に加え、巣礎という食べても害はないものの口にさわる部分を除いて作られたもの)。これをお店ではハニーチップスという名前で提供し、また液状のハチミツをかけたリキッドハニーも人気です。

ハチミツを「巣ごと」いただく?贅沢すぎるソフトクリーム「ハニーチップス」

さらに、韓国の「ソフトリー」ではオーガニックの牛乳を用い、濃厚かつクリアなテイストを実現していますが、日本においてもそのこだわりを踏襲。おいしさを損なわない低温殺菌はもちろん、無農薬、化学肥料不使用の牧草で育てた乳牛のミルク(タカハシ乳業)を使用しています。ひと口なめてみればその違いはすぐにわかるはず。ソフトクリームの味というよりも、後に残るのは上質なミルクの味わいそのもの。甘味の濃縮した巣みつの濃厚さとともに、カップひとつ、1人前以上の食べごたえと満足感を楽しむことができます。

※掲載情報は 2015/08/23 時点のものとなります。

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八田靖史

コリアン・フード・コラムニスト

八田靖史

コリアン・フード・コラムニスト。慶尚北道栄州(ヨンジュ)市広報大使。1999年より韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。韓国料理の魅力を伝えるべく、2001年より雑誌、新聞、WEBで執筆活動を開始。最近はトークイベントや講演のほか、企業向けのアドバイザー、韓国グルメツアーのプロデュースも行う。著書に『魅力探求!韓国料理』(小学館)、『新大久保コリアンタウンガイド』(晩聲社)、『かんたん、ヘルシー韓国おつまみ』(大空出版)ほか、語学テキストも多数。2014年7月には韓国の地方グルメを紹介する『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品!ぶっちぎり108料理』(三五館)を発売し、ソウルだけに留まらない韓国地方旅行の可能性を大きく切り開いた。韓国料理が生活の一部になった人のためのウェブサイト「韓食生活(http://kansyoku-life.com/)」を運営。

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