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ララ洋菓子 萩店
ひとくちサイズのカスタードシュークリーム ベビーシュークリーム【…
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ときには、美味しいや旨いだけでは語れないスイーツがある。静岡県、湧水の街三島で83年間も洋菓子店を営むララ洋菓子店(現 パティスリー ララ) がそうだ。三島広小路店は1932年に喫茶を兼ねた洋菓子店として、菊川儀雄さん千代子さん夫妻で開業。2009年1月に96歳で他界された先代の三島広小路本店店主・千代子さんは70歳まで店頭に立った文字通りの“看板娘”だった。その千代子さんの大ファンだったと言われるのが作家の太宰治で、執筆のため三島に寄宿している間、ララ洋菓子店に通い詰めたのだとか。
都内でも洋菓子店としてそんなに長い歴史を持つお店はまれだ。今は三代目菊川儀明(きくがわ のりあき)シェフが暖簾を守る。そんな、歴史とロマンが詰まったララ洋菓子店の名物は、昭和30年代から地元の人たちに愛され続けているという「ベビーシュークリーム詰合せ」。三代目の今でも変わらず愛され続けており、懐かしいホッとするオヤツの美味しさがそこにはある。香ばしく柔らかいシュー生地に、新鮮なたまごの黄身だけを三温糖などと煉り、毎朝届く生乳100%の無調整牛乳でしっかりと炊き上げられたカスタードクリームはまろやかな風味。今ではプチチューなどと呼ばれる一口サイズの可愛いシュクリームです。
文化と歴史とそして人々の思い出が詰まったララ洋菓子店のスイーツたち。それを、舌で感じるだけの美味い不味でネットの口コミサイトに語ったりするのは野暮。そんな魅力がこいつにはある。ちなみに太宰が愛した洋菓子店のある三島。同じ作家の三島由紀夫(作家 本名:平岡公威)のペンネームは、この三島の地からとったそうで、由紀夫の“ゆき”は三島から見た富士山の雪に由来しているそうです。HPから取り寄せ可能。
※掲載情報は 2015/08/16 時点のものとなります。
グルメプロデューサー、グルメブロガー
スイーツ番長
強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。