皆さまご旅行、お出かけの予定はバッチリですか？今回は、ippinキュレーターお墨付きのとっておきの関西食べ歩きモデルコースを、エリア別でご紹介します！

第1回は【京都編】。世界的な影響力を持つとされる、アメリカの観光雑誌「トラベル・アンド・レジャー」が選ぶ世界の人気観光地ランキング2年連続1位の「京都」。歴史の深さはもちろんのこと、『食』に対しても伝統だけではない革新的な魅力を発し続けているところが評価されたのではないでしょうか。そんな魅力あふれる京都の中でも、「これぞ！」というモノをピックアップしています。今週末は、京都へGO！

さて、観光をめいっぱい楽しむ為には朝からエネルギーチャージです！　朝ごはんにおすすめするのはこちらのベーグル。意外ですか？実は京都は日本有数のパン好きエリアで美味しいパン屋さんも多いのです。「AGEHA CLASSIC」のベーグルの中で、ベジタブルフルーツアドバイザーの小坂洋平さんがおすすめするのは、京都東山三条の製餡の老舗「山梨製餡」の餡を包んだ「京大福」ベーグル。アンパンが苦手だった小坂さんを一瞬で虜にした和と洋を見事に調和させたベーグルです。他にもお茶や醤油などを使用した京都らしいベーグルが食べられるそうですよ。実店舗も通販もあり。

さてさて朝にはビタミン補給も大切です。金閣寺を訪れた後に行きたいのがここ！　「フルーツパーラー　クリケット」。こちらは京都中央市場の荷受業者がやっているお店で、毎日新鮮なフルーツがいただけます。中でもフルーツカッティングスタイリストの辻美千子さんがおすすめなのが、柑橘を使ったぷるぷるゼリー。どこまでもプルプルもちもち、爽やかな酸味と甘みが口の中に広がり果汁100%の自然の美味しさを楽しむことが出来るそうです！　京都の厳しい暑さに一時の癒しをくれそうな逸品です。

ここらで定番モノも押さえておきましょう！　京都で大福といえばこちらの豆餅です（写真左／ふたばの豆餅）。田中玲子クッキングスクール校長中村奈津子さんがおっしゃるように、甘さ控えめな餡と塩加減のバランスがなんともいえず、いつ訪れても安定の美味しさが期待を裏切りません。行列必至ですが、店員さんのてきぱきした対応も気持ちがよいです。

実はこれ、京都の厳しい暑さを乗り切る為にも食べたい鰻卵丼（＝きんし丼）です！　初めて見ると、はみ出た卵焼きにびっくりしますよね。客室乗務員OGの広瀬しのぶさんが教えてくださった京極にある「京都かねよ」のきんし丼。備長炭の炭火でじっくりと焼きあげる鰻のかば焼きと秘伝のタレがしみこんだご飯、そして京だしがきいた卵焼きを一緒に食べるのがポイントだそうです！　おいしそ～！　そして忘れてならないのがもうひとつの名物『うなぎ棒寿司』。包みを開けると、香ばしい匂いが……。お土産にぴったりです。

お腹がいっぱいになったところで京都の職人技にも触れてみましょう。開化堂さんは日本で一番古い歴史をもつ手作りの茶筒の老舗です。こちらの茶筒は使い込むほどに色、手触りが変化していき、何十年も愛用できる品。修理もできるので中には100年選手のつわものも。蓋がスーっと勝手に閉まっていく様は、思わず感嘆の声が出てしまいます。場所は五条大橋の近く。海外セレブにもファンが多い正にクールジャパンな逸品。一生モノのお茶筒と出会ってみては？

ここで非常に京都らしい和菓子茶寮のご紹介です。こちらでは、手入れの行き届いた日本庭園を眺めながらお店でしか味わえない季節の和菓子がいただけます。夏ならわらび餅、冬なら栗きんとんが、ippinキュレーターのおすすめです！　非日常な空間でゆったりとした和の時間が味わえます。お土産には丹波の黒豆を使用した「しぼり豆丹波黒大寿」もありますよ。

ではでは、最後はお土産を買って帰りましょう！スイーツコンシェルジュ　アドバンスの佐藤ひと美さんがおすすめなのが、『ラ・パティスリー・デ・レーヴ』のサブレブルトン。『ラ・パティスリー・デ・レーヴ』は、パリで人気のパティスリーで日本ではここ京都が初出店となります。町屋風の外観とは裏腹に店内は洗練されたモダンなデザイン。正にお菓子も伝統のフランス菓子でありながら、そのデザイン、味わいはとても革新的です。伝統を愛しながらもイノベーションを進めるパリと京都。こんな京都スイーツもお土産にいかがですか？