記事詳細
紹介している商品
鹿児島のご当地食材を贅沢にジャムで味わう
昨年、この連載で紹介した鹿児島を代表するデラックスホテル、城山観光ホテルの「知覧茶ジャム」が2014年の8月から販売し、2万個以上を売る爆発的ヒットになっている(丸ごと茶葉を使用した、かごんまの知覧茶ジャムはホテルオリジナルメイド!http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-1090/)。過日ippinでもプレゼント企画が掲載された。筆者としても大変嬉しく思う。
知覧茶ジャムは、城山観光ホテルの社内プロジェクトからアイディアが生まれ実現されたものであるが、知覧茶ジャムに続く社内プロジェクトで生み出されたのが、今回紹介する【安納芋ジャム】だ。
知覧茶ジャムに続くご当地ジャムシリーズ!?
知覧茶ジャムも安納芋ジャムも、最大の魅力は「鹿児島の名産食材」を使用していること。そもそも「安納芋」とは、鹿児島県種子島の名産であり、さつまいもの一種である。さつまいもの生産量は鹿児島県が全国一。その中でも「糖度16度」と非常に甘みが強いことで知られるのが安納芋。にもかかわらず、カロリーは他の芋より低いことも女性に人気の理由となっている。高水分であり、焼くとねっとりした触感も特徴だ。
そんな「安納芋を使ったジャム」、これは気になってしまう。
早速パンで試してみた。蓋を開けた途端甘い香りが広がり期待感が高まる。口に含んでみると、粘度はそれほど高くなく食べやすい。ほのかな甘みと安納芋の上品な風味が口中に広がる。スイートポテトを凝縮したような味わい、といえばわかりやすいか。
純度の高い濃厚な生クリームを合わせて作られるこの逸品は、同ホテル製菓 料理長である栄村洋樹氏自らしか作らないという徹底した手作り。もちろん着色料なども一切使用されていないという。食べたときに感じた自然の甘さにはそんな秘密があったのだ。
これはバケットでもいい。ヨーグルトやケーキ、パイなどにもトッピンgood!である。ミルクなどの飲み物に溶かしてもいいだろう。何より体に優しいジャム、きっと子供も大喜びだ。
手作りということで、同ホテル1Fのベーカリーショップ等で1日限定数で販売。無くなり次第販売終了とのこと。
その内容・クォリティから全国的に名高い、同ホテルの朝食ブッフェ会場でも提供されている。
※掲載情報は 2015/07/17 時点のものとなります。
- 10
キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。