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夏の夕暮れ、早めに仕事が終わって、テラスでくつろぐ時に決まって飲むのがこの極上梅酒。
ここ最近、木内酒造の「木内梅酒」にはまっています。いままでの梅酒とは違う、まろやかで身体に優しく、それで爽快な感じ……。
この梅酒は茨城の地ビール「常陸野ネストホワイトエール」を蒸留した特製スピリッツに梅を漬け込んで造り上げられています。
「お疲れ様ぁ」って言ってくれているような、疲れがほぐれていく味わいです。さすが、国内最大の梅酒コンテスト「天満天神梅酒大会」で頂点になった梅酒。飲み口が柔らかで、あとまで余韻が残ります。この茨城県の木内酒造の「木内梅酒」との出会いは、青山のフレンチレストランでランチの食前酒(まだこれから午後も仕事があるし……)に、茨城県出身というシェフのすすめでした。あまりの美味しさに驚いたと共に「ネストビールを蒸留して造った世界でただひとつの梅酒」という事が印象に残り、そのネストビールが気になりました。
茨城県の友人に尋ねたら、数々の賞を受賞しているビールで、イギリスでも世界チャンピオンに輝いた経歴を持ち、世界30カ国に出荷されているとの答え。「茨城県民なら誰でも知っているよ。海外でよく見かけるしね」と自慢していました。そうなるとますます気になり、検索してみると、木内酒造さんの本来の日本酒造りは、1823年(文政6年)という歴史を持ち、もともとは庄屋さんで農家のお米を年貢米として水戸藩へ上納していたのですが、年貢米の余りをお酒に加工し販売した事が始まりだそうです。そして、お酒を作っている敷地内にある蔵では美味しい日本酒とお蕎麦のお店もあると知りました。
「あの美味しい梅酒のもとなんだから、絶対ビールも美味しいに違いない。」「あ-日本酒も飲んでみたい!」「水を使わずに酒だけで打った十割の酒蕎麦も食べたーい!」と、ずるずると魅力に引き込まれ、先日、ついに茨城まで行ってしまいました。
訪れた「蔵+蕎麦な嘉屋」で、約束の時間まで、人待ちの最初のさっぱり梅酒、そして皆でお疲れ様の乾杯のネストビール。
お料理と一緒に日本酒、そして〆のお蕎麦。グラスを口に運ぶたびに満面の笑みがこぼれてしまう、なんとも美味しい幸せな日でした。
今日も、夕暮れの仕事あとのリセットに梅酒を一口飲みながら、またあの幸せなフルコースを頂きたいものだと思います。お風呂あがりには泡の「しゅわしゅわ木内梅酒」もおすすめです。
■木内梅酒
世界チャンピオンに輝く常陸野ネストホワイトエールを蒸留したスピリッツの風味、豊かな梅の味わいを生かした木内梅酒。ホップの持つ爽やかな香り、軽い甘味と切れの良い酸味が特徴です。
■しゅわしゅわ木内梅酒
世界チャンピオンに輝く常陸野ネストホワイトエールを蒸留したスピリッツの風味、ホップの持つ爽やかな香り、軽い甘味と切れの良い酸味が特徴のしゅわしゅわの梅酒。
※掲載情報は 2015/07/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フラワー&テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。