意外と知られていない飛騨高山の伝統的な豆菓子「三嶋豆」

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伝統を感じるレトロなパッケージ

意外と知られていない飛騨高山の伝統的な豆菓子「三嶋豆」

飛騨高山といえば、江戸時代から続く伝統的な建築物が数多く残る古い町並みが有名ですが、今回はその飛騨高山の代表的なお菓子の逸品をご紹介します。

 

黄色い馬の印が描かれた紺色のレトロなデザインの缶は飛騨高山の町並みと同様にどこか懐かしさを感じさせます。今回ご紹介する『三嶋豆』は厳選された国産大豆を時間をかけて炒ったものに、幾重にも砂糖をかけて作られた素朴な豆菓子です。昔ながらの製法を守り続け、今でも炭火で仕上げているという伝統の逸品。

 

ゴツゴツとした白い糖に包まれた炒り豆を口に含み、奥歯でかじると、心地よいほどに細かく砕け、大豆の滋味深いうまみが口に広がり、そして後口にほんのりと甘い。ところどころに混じっている緑色の豆をかじってみると、ほんのりと塩気のする青海苔の磯の味。ほどよい塩気が口直しにはちょうどいい。なぜ、青海苔が入っているのかといえば、まだ乾燥剤などがなかったころ、湿気を除くための古人の知恵なのだとか。

 

伝統と古人の知恵を感じさせるこちらの逸品は飛騨高山のおみやげにおすすめです。

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長瀬久兵衛商肆

※掲載情報は 2015/07/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梅津貴宏

ダイニングプランナー

梅津貴宏

1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。

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