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新鮮なミルクだから、美味しいチーズが出来る
イタリアに出張で行くと、ミラノから電車に乗って何時間もかかる山のほうまで、ヴィンテージの眼鏡の買付けに行くことがあります。そういう時に食事はどうするのかというと、古くから親交のあるイタリア人の友達に地元のイタリアンレストランに連れて行ってもらいます。友達に連れて行ってもらって言うのも失礼な話ですが、だいたい連れて行ってくれるのは、特に高級なレストランでもなく、本当に普通の地元の人が行くようなイタリアンレストランばかりです。
しかし、このような普通の地元のレストランが、何を食べても不思議なくらいに美味しいのです。田舎にあるせいか、野菜がとにかく新鮮です。友達いわく、日本料理やフランス料理を作るより、イタリア料理を作るほうが簡単だと言うのです。イタリア料理は、新鮮な素材の良さを大事にして料理をすると言っていました。新鮮な野菜、ハム、チーズなどに美味しいオリーブオイルがあれば、簡単にイタリア料理を作ることが出来るというのです。
簡単にイタリア料理が作れるというと語弊はありますが、たしかに新鮮な素材があるだけで、「簡単なイタリア料理」は作ることは出来るかもしれません。
とは言いつつも、日本で「簡単なイタリア料理」を作ろうと思っても、新鮮な野菜はあっても「新鮮な美味しいチーズ」はなかなか入手することは出来ないです。
しかし、先日、東京の大都会の真ん中に「新鮮な美味しいチーズ」を見つけました。渋谷のNHKの真ん前にある「渋谷 チーズスタンド」というお店です。東京都内の近郊の牧場でとれたミルクを使って、毎日手作りでフレッシュなチーズを作り、出来立てのチーズを販売しています。ショップのコンセプトは、「街に出来立てのチーズを」ということらしいです。まさに「東京産の手作りチーズ」です。
実際に、出来立ての「モッツァレラチーズ」を買って家で食べてみました。
家の冷蔵庫を開けるとトマトだけあったので、「モッツァレラチーズ」を厚切りにして、トマトとチーズを挟みました。オリーブオイルをたっぷりかけて、上から塩と胡椒をかけます。イタリア人の友達が言った通り、簡単にイタリア料理が出来てしまいました。食べてみると、柔らかそうに見えて、「プルっ」とした弾力のある食感があります。出来立てのチーズの美味しさが口の中に広がります。全くクセがなく、あとに引く美味しさの為、あっと言う間にお皿の上が空になってしまいました。フレッシュチーズは、5日間で風味が落ちるらしいです。やっぱり、「モッツァレラチーズ」も出来立てが一番美味しい訳です。
「渋谷 チーズスタンド」は、出来立てのチーズも買えますが、店内ではフレッシュチーズなチーズを使った料理を食べることが出来ます。家庭で簡単に美味しいイタリア料理が出来ますので、ぜひ新鮮な東京産のチーズを買ってみてはいかがでしょうか？
※掲載情報は 2015/07/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主
荒岡俊行
1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。
ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc（ブリンク）」、2008年には表参道に「blinc vase（ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの１つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。
Shop
ブリンク
〒107-0062東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
Tel 03-5775-7525
ブリンク・ベース
〒107-0061東京都港区北青山3-5-16 1F
Tel 03-3401-2835
