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BR Coffee
イタリアンエスプレッソ【200g】
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白楽の商店街の中にあるイタリア
僕はこれまで世界中を放浪してきたけど、僕が生まれ育った町「白楽」の六角橋商店街は、子どもの頃、僕が最初の放浪に出かけた場所。戦後、復興の時に闇市として発展してたこの場所は、迷路のように入り組んでいて今でもその面影を残している。
今回紹介するのは、そんな六角商店街の一角にある「BR Coffee」。僕は家で原稿を書く事が多いけど、大体いつも午後4時ぐらいになると外に出たくてソワソワしてくる。そんな時、息抜きにこの店を訪れる。おすすめは、「ブレンドコーヒー」と「エスプレッソ」。ブレンドコーヒーは、喉にすっと入って行くようなまろやかな味わい。エスプレッソは、本場イタリアにも引けをとらない本格的な味が楽しめる。ここのマスターは、過去に添乗員として世界を駆け巡っていた経験があり、世界中のコーヒーを飲んできた経験を生かして「BR Coffee」をオープンした。おいしいコーヒーを飲みながら、僕はよく彼と旅の話をする。
マスター曰く、豆ももちろん大事だがマシーンがいいものではないといいエスプレッソは作れないそうだ。「BR Coffee」では、スペインから取り寄せたエスプレッソマシンを使っているのがおいしさの秘密だ。
そのエスプレッソがおいしいかどうかは、グラニュー糖をカップに入れた時の沈み具合でわかる。おいしいエスプレッソはグラニュー糖が、ゆっくり沼の中に沈んでいくようであれば、それはおいしいという証拠。「BR Coffee」で提供するエスプレッソはいつもゆっくりとグラニュー糖が液体の中に沈んでいく。
このカフェに来るもう一つの理由は、ここにはインテリから変わり者までさまざまな人が集まるので、お客さんの話を聞いていて飽きない事。1冊の本にできるくらい、さまざまなストリーが聞けるのも魅力のひとつ。
「白楽」に来た際には、是非このカフェに立ち寄ってみて欲しい。通販で豆も提供しているので、白楽に来られない人はお取り寄せしてみてはいかがだろうか。
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- BR Coffee
※掲載情報は 2015/06/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
作家、ラジオ・ナビゲーター
ロバート・ハリス
1948年横浜生まれ。作家、ラジオ・ナビゲーター。71年、上智大学を卒業後、バリ島をはじめ東南アジアを放浪。その後オーストラリアに延べ16年間滞在し、シドニーで書店＆画廊の経営に携わる。オーストラリア国営テレビ局で日本映画の英語字幕を手がけ、テレビ映画製作も行う。帰国後、ラジオや著書で活躍。「エグザイルス」（講談社プラスアルファ文庫）「アフォリズム」サンクチュアリ出版）他多数。
最新刊は『世界を５０年間も放浪し続け学んだCOOLで自由な人生哲学』（NORTH VILLAGE）
