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菓子職人3代目のDNAと菓子への愛情から生まれる宝石の様な焼き菓子
おもてなしにも自分へのご褒美ティータイムにも嬉しいシェ・ヒロダンの焼き菓子詰め合わせ。季節により焼き菓子の種類が異なるのも楽しみのひとつ。希望の詰め合わせも作って下さります。
この私のお気に入りの焼き菓子の詰め合わせは、シェ・ヒロダンのオーナーシェフ廣段進氏の作。彼が、大学在学中アルバイト先に選んだのが福岡の名店「フランス菓子16区」。この店を見て、ものすごい衝撃を受けたという廣段氏は菓子づくりに魅せられ4年間、卒業後も同店に就職し7年間パティシエとしての経験を積まれました。さらに戦前から続く和菓子店「光月堂」の3代目としてのDNAの基礎をもつ彼の菓子作りへの情熱は際立つものがあります。ちなみに携帯電話のCMで話題を集めた「光まんじゅう」も同店の人気菓子です。
さて、それでは、シェ・ヒロダン焼き菓子詰め合わせのそれぞれのお菓子を紹介しましょう。
菓子づくりだけではなく人生観でも大きな影響をうけたというダックワーズ生みの親「フランス菓子16区」三嶋隆夫氏直伝のダックワーズ。パリッと焼けたアーモンド生地の表面とは裏腹に、ふわっとやわらかい歯ごたえ、カラメルクリームの風味が口の中いっぱいに広がります。
素材選びの中でも特にこだわりのある卵を使った、パウンドオレンジ。「卵の香りのする卵」をとことん探し続けて惚れ込んだ卵は安心・安全、卵の健康を一番に考えたという「秋川農園」のまぼろしの卵。いよかんの香り高き、高貴な風味のケーキです。
「金の延べ板」の意味をもつフィナンシェ。リッチな焦がしバターとアーモンドパウダーの香り、しっとりした口触りで気分もリッチに。
ロレーヌ地方では毎年、この黄金色の焼き菓子をお祝いする祭りまで開かれるというマドレーヌ。バターと卵、レモンの風味が活きたフランスの伝統的なマドレーヌです。
バニラ、ショコラ、くるみ、アーモンドコーヒー、ココナッツの5種類のサブレ。サクッサクの食感はオープン以来の人気商品。今回はメープルシュガーが香ばしい「くるみ」をチョイス。
カトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世のもとへ嫁ぐ際にイタリアから伝えたといわれるフロランタン。サクサクのクッキー生地にカラメルアーモンドが香ばしく、妙味を奏でます。
人口5万2千人ほどの小さな都市、山口県光市。山々と田園の緑に囲まれるシェ・ヒロダンはローカルな立地ながらも日に100人以上のお客様が訪れる人気店です。オーナーシェフ廣段氏の自らの知識・経験・技術におぼれることなく、厳しい素材選びと菓子作りへの真摯な仕事ぶりは創業当初から変わることはありません。「お菓子作りは素材や配合だけではどうにもならない要素がたくさんあります。そういう見えない地味な仕事を大切にしています。」というシェフの渾身の菓子、大切に味わいたいものです。
※掲載情報は 2015/05/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
1級フードアナリスト
メゾン・ド・ルージュ 谷口のぶえ
国内大手航空会社CAを経て専業主婦20年、家族の体調不良を経験し食の大切さを実感。
食の総合的、専門的資格フードアナリスト1級取得。「健康も美容も口に入れるものから」を信念に『食と美のトータル美容サロン』メゾン・ド・ルージュ経営。http://www.maison-de-rouge.com/
遠方からのリピーターも絶えない予約の取りにくいサロン、著名人の隠れ家サロンとして人気。
サロン経営の傍ら、自然派サプリ「ネバーエイジ」開発TVショッピング出演、レシピ開発、各種審査員、講師、美容専門紙、TV、ラジオ出演、コラム執筆など「食と健康と美」についての情報を発信し活躍中。
TCCアワード、日本フードアナリスト協会「 食のなでしこ」受賞。食の親善大使として農林水産省訪問等。
フジTV「めざましTV」、 日本テレビ「news ever」他各種メディア出演。
食育活動(農林水産省・文部科学省後援「味覚の授業講師アシスタント」)、国際儀礼デュプロム取得。
日本オーソモレキュラー医学会会員。