ベビィしいたけ ピクルス
柿の里:鹿足郡吉賀町柿木村柿木81
島根県吉賀町柿木村。山口県に隣接する山村で、知っている人はほとんどいないかもしれない。そこに特徴ある加工品を作り、そして日本をまたにかけて販売しているスーパーウーマンがいる。「柿の里」の山脇裕子さんだ。
地元「清流高津川」の天然鮎を使い、天然鮎の一夜干し、天然鮎のだし醤油、天然鮎のかけ醤油・、天然鮎めしセット、ベビィしいたけのピクルスなどの特産加工品の開発に取り組んでいます。中でも「ベビィしいたけのピクルス」は、全日空国際線ファーストクラスの機内食にも採用された逸品。商品開発にあたっては奥出雲町の森田醤油との協力のもと試行錯誤の末完成されたものです。(高津川は4年連続で水質日本一。平成18年からの8年間の内6回目の水質日本一。)
「ベビィしいたけのピクルス」は、やや甘味のある醤油だれに付け込まれた一口サイズの椎茸は程よくマリネされ、ピクルスとして地元の清酒や白ワインにもあうというまさに逸品というべき商品です。
水が美味しく、山も美しく、空気は澄んだこの環境の中で、自然と共生する柿木村の人々。私も2度訪れ、その素朴さと美しさに、身体も心もすーっと浄化されたことを思い出します。もちろん、地元の鮎、山菜、キノコ類、季節を問わず美食がたくさん。「ベビィしいたけのピクルス」は、その中でも年間を通じて楽しめるつまみとして、今も多くの産品ショップで売れ続けています。
柿の里:鹿足郡吉賀町柿木村柿木81
※掲載情報は 2015/06/07 時点のものとなります。
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。