鳴き砂で知られる地元の名勝「琴引き浜」にちなんで名付けられた京果物「琴引メロン」

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京都でも果物を作っているんです。

鳴き砂で知られる地元の名勝「琴引き浜」にちなんで名付けられた京果物「琴引メロン」

果物を扱う仕事柄、京都で働いていると言うと「京都は野菜は有名だけど、果物はないよね。」という会話に必ずと言っていいほど遭遇します。

                                                                      

「京野菜」という言葉がここまでメジャーになるとしょうがないのかもしれませんが、京都でも果物は作られているんです!それも、全国の有名産地に負けない品質のものが!作られている品目としましては、柿、イチジク、りんご、桃、葡萄、梨、などたくさんの種類の果物が栽培されています。

 

その中でも今回ご紹介するのは京都府北部の網野地域で栽培されている「琴引きメロン」です。京都府北部に、鳴き砂で有名な琴引き浜という砂浜があるのですが、その地名が名前の由来です。アールスメロンといえば全国的に有名なのは静岡、高知などですが、これは果物栽培にとってとても需要な水捌けが良い砂地の土地特性を利用した栽培が可能であるからです。

 

同じことがこちら琴引き地域にも当てはまり、しかも砂が綺麗な証明でもある「鳴き砂」であることからも品質は保証付き。また、栽培開始にあたっては、高知県から品種を持ち込み、熟練生産者の指導もあり数十年がかりで現在のクオリティーに到達しました。

 

 

 

ここでおいしいメロンの見分け方を一つご紹介します。

 

メロンにはネットと呼ばれる突起が表面を覆っていますが、これは果実肥大に伴う「かさぶた」の様なものです。これが綺麗に張り巡らされているかどうかで順調な生育を見分けられるのですが、特に注目していただきたいのがメロン上部のアンテナ付近までネットが張っているかどうか。

 

順調に生育したメロンはアンテナ付け根までネットが張っており良い発育をしている証拠です。写真では判りにくいかもしれませんが、こちらの琴引きメロンももちろんびっしりとネットが綺麗に張り巡らされています。

 

野菜にばかり注目されがちな京都の青果物ですが、この機会に京果物を試されてみてはいかがでしょうか?

琴引メロン

JA京都 網野支店

※掲載情報は 2015/07/24 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小坂洋平

ベジタブルフルーツアドバイザー

小坂洋平

1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。   
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。  
日本野菜ソムリエ協会所属。

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