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果肉感のあるリンゴとミルキーなバターの組み合わせが新鮮
パンに合うフルーツはいろいろとありますが、一番手軽に使えてうれしいのはリンゴではないでしょうか。もちろん、生でそのまま使うのではなく、砂糖やバター、香辛料などと一緒に煮た、アップルプレザーブと呼ばれるものを、パンのフィリング（詰め物）やトッピングに使っています。今回ご紹介する、りんごバターは、まさにアップルブレザーブを少しバターリッチにして、瓶に詰めたものと言えるでしょう。
すりおろしたりんごを使ったジャムに、バターを加えた風味豊かなりんごバターは、糖度が30％と、通常のジャムよりはるかに低く、たっぷり塗って食べても、しつこく甘いということはありません。また、バターと名前はついていますが、バターのくどさは微塵もなく、ミルキー感のみ、しっかりとりんごにのせている感じです。
この商品は、長野県のTURUYA（ツルヤ）というスーパーのオリジナル商品で、素材や製法にこだわった地元、長野県産の食品を数多く扱っており、どれも手頃な価格でとてもおいしいものばかりで、全国からツルヤの商品を求めて観光客が集まるほどの人気なのです。
お勧めの食べ方は、カンパーニュとの組み合わせ。最近では手に入りやすくなった、国産小麦の全粒粉を使用した、やや軽めのカンパーニュに、りんごバターをたっぷり塗っていただきます。バターは冷蔵庫で固まりますので、使う分だけ室温に戻して、柔らかくしておくことをお勧めします。
※掲載情報は 2015/06/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パン・料理研究家
荻山和也
パン・料理研究家
粉からのパン作りに魅せられて、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。
ヨーロッパを中心に、製パン学校への留学経験多数。現地で習得したパンを、家庭で簡単に作ることのできるレシピにアレンジし、自らの教室や、著書にて発表し、好評を博している。
手捏ねパン以外にも、ホームベーカリーを使ったレシピ本では、今までに無い絶妙な配合で、特に人気が高い。
ホームベーカリーBOOK(グラフ社)、ホームベーカリーで作るからだにやさしい本格ハードブレッド（講談社）他、著書多数。
