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ピリッと辛いチーズのオイル漬け
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オイル漬けとは、食材を油に浸すことにより、空気から遮断して長持ちさせる、昔ながらの保存方法です。ただ長期間の保存が効くだけでなく、うまみが凝縮され、使用するオイルや、ハーブ、香辛料の風味が活き、そのまま食べるよりも一段とおいしくなる、うれしい保存方法なのです。
今回ご紹介するのは、北海道産のプロセスチーズを使用し、オリーブオイル、ひまわり油、ニンニク、唐辛子、オレガノなどの香辛料をふんだんに使ったもの。口に入れてみると、やや硬質なチーズが、オイルを含んでふっくらとした食感になり、初めに香るのはオレガノのさわやかな香りです。しっかりとかみしめるほどに、チーズのコクが感じられ、最後に唐辛子の辛みが、意外なほどしっかりと残ります。このまま食べてもおつまみになりそうなくらいの、味付けですが、やっぱりパンにのせてオープンサンドを楽しみましょう。
お勧めは、オーストリアの食事パン、カイザーゼンメル。プレーンでソフトかつサックリ食感のパンを、軽くトーストし、チーズのオイル漬けをたっぷりとのせるだけ。彩にフレッシュなイタリアンパセリを飾れば、そのさわやかさが、見た目にも味にもうれしいポイントになります。
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※掲載情報は 2015/05/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パン・料理研究家
荻山和也
パン・料理研究家
粉からのパン作りに魅せられて、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。
ヨーロッパを中心に、製パン学校への留学経験多数。現地で習得したパンを、家庭で簡単に作ることのできるレシピにアレンジし、自らの教室や、著書にて発表し、好評を博している。
手捏ねパン以外にも、ホームベーカリーを使ったレシピ本では、今までに無い絶妙な配合で、特に人気が高い。
ホームベーカリーBOOK(グラフ社)、ホームベーカリーで作るからだにやさしい本格ハードブレッド(講談社)他、著書多数。