「花も団子も」欲張って極上のお花見を。たねやさんの道明寺さくら餅。

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日本が誇るべき、本当に美しい春のお菓子

「花も団子も」欲張って極上のお花見を。たねやさんの道明寺さくら餅。

急に春らしい陽気になり、桜が一気に咲き始めました。日本に帰って来て、本当にこの時期の桜の美しさに幸せを感じます。そしてそれと同時に「花も団子も」と欲張りですが、私にとって、大好きな桜餅もたくさん出回る!と心踊る時期でもあります。和菓子の中でも特に桜餅が大好物なのですが、海外では殆ど本格的な和菓子が手に入る事ありませんでした。

そのため今年の春は幸せを噛み締める如くほぼ毎日と言っても過言ではない程、大手の和菓子屋さんから近所の昔ながらのお菓子屋さん、そしてコンビニの物まで色んな桜餅を買って試しています。桜餅には、一般的に関東風と言われる長命寺桜餅と、関西風の道明寺桜餅という種類があります。ちなみに私は生まれも育ちも東京ですが、完全に昔から道明寺派なので試しているのは全て道明寺桜餅です。トップ10をご紹介出来る程ですが、堂々一位に輝き逸品としてご紹介したいのは「たねや」さんのさくら餅です。

「花も団子も」欲張って極上のお花見を。たねやさんの道明寺さくら餅。

たねやさんの和菓子はどれもとても美味しいので王道かもしれませんが、甘さとほのかな塩気のバランス、ビジュアル、ちょうど良い大きさ、柔らかな食感、包装の美しさと、全てが理想的でした。和菓子は、昔から自然を大切にし、四季を上手に楽しむ日本人の心がうつし出されている素晴らしいアートだと私は思います。特に世界でも知られる日本の”SAKURA”。桜餅も、もっともっと海外に伝わればと密かに願っています。ぜひ、満開の桜の下で自然に感謝しながら贅沢に味わってみてはいかがでしょうか。

※掲載情報は 2015/04/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

鈴木ありさ

ケーキデザイナー

鈴木ありさ

幼少時代からアートや海外のパーティーに興味を持ち、大学ではビジュアルアートを専攻。学生時代に訪れたボストンでケーキビジネスの存在を知り、日本にもスペシャルティーケーキの文化を広める存在になる事を決意。本場の技術を学ぶため、NYにあるThe Culinary Institute of America ペイストリーアーツ学科に進学。ケーキデコレーション第一人者であるBetty Van Norstrand氏と全米最高峰との呼び声も高いケーキデザイナー Ron Ben-Israel氏の元で学ぶ。二年次には学校代表でコンペティションでのセンターピースを任され金賞と最優秀賞と獲得。卒業後、元ファッションデザイナーCharlotte Neuville氏のケーキビジネスに一から携わりシニアアシスタントとして約2年間様々な作品制作を任される。2014年1月より5年ぶりに日本帰国。日本へSpecialty Cakeの文化を届けるという留学の本来の目標を達成すべく、独立。ウエディングやイベントでのデザインケーキ、デザート製作と共に、雑誌やウィンドウディスプレイ様の展示や撮影を目的としたケーキも製作している。

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