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好き嫌いがはっきり分かれる番茶
京都のお隣、大津市で育った僕は地域柄なんでしょうか、子供の頃から大のお茶飲みです。母に言わせると小さいくせに少し薄くなった二番茶とかを出すと全く飲まないほど煩かったらしいです。煎茶、ほうじ茶、番茶、麦茶、一般的に家庭で飲むお茶は全て好きでした。しかしながら、このいり番茶に出会ったのは奇しくも生活の中心を東京に移してからのことで、仕事で京都に行った際に知人の紹介された和食店で出された時が最初です。
独特のスモーキーで香ばしい味わいは他のお茶とは全く別物、正直好き嫌いがはっきり分かれるでしょう。茶の木の枝、葉、茎などを蒸したあと乾燥させたものを最後に炒って作られるいり番茶、お茶の燻製的なものでしょうか。個性的な味に反し後味はすっきりとしていて、含まれるタンニンやカフェインの少なさも好きな理由です。比較的安価なお茶なので、日常的にガバガバお茶を飲む方にはオススメ出来ます。冷やして飲んでも麦茶に負けないしっかりとした味です。(最近ではティーバッグもあるのでとても便利です。)
繰り返しますが、個性が強い割りに後味がすっきりしていますので、食事やお菓子などとの相性も悪くありません。もしコーヒーや紅茶そしてお茶などが大好きだけど実際に飲むものはマンネリ化している、というならば確実にあなたの飲み物ライフに一石を投じる存在になると思います。個性が強いお茶なので好き嫌いは分かれると思いますが。
※掲載情報は 2015/04/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
音楽家
大沢伸一
音楽家、DJ、プロデューサー、選曲家。国内外の様々なアーティストのプロデュース、広告音楽、空間音楽やサウンドトラック制作、アナログレコードにフォーカスしたミュージックバーのプロデュースも手掛ける。http://www.ginzamusicbar.com/