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オリーブと醤油もろみの出会い
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オリーブの産地、南フランスのプロヴァンスには、オリーブをたっぷり使ったタプナードと呼ばれるペーストがあります。パンはもちろん肉、野菜、魚とどんな素材ともマッチし、使用すれば、どんな料理でも南仏風と呼ばれます。
気候や風土が合うということで、香川県の小豆島でオリーブが作られるようになって100年あまりが経つそうです。小豆島では、世界的に見ても稀な手摘みて収穫が行われます。オリーブの実一粒一粒が、最も良い状態で摘まれることにより、その加工品のクオリティも高いと評判です。当然ながら産地、加工地に近いということもあって、我々は小豆島産の、鮮度の高いオリーブオイルや、加工品をいただくことができるのです。
そんな新鮮なオリーブと、小豆島で仕込まれた、天然醸造丸大豆醤油もろみを出会わせたのが、今回ご紹介する「島のディップソース」です。
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カレー味と、トマト&バジル味と2種類ありますが、パンとの組み合わせがいいのは、トマト&バジル味ではないでしょうか。
トマトの酸味と、ニンニクの香り、もろみの甘さが、オリーブオイルによってしっかりと融合され、和風のタプナードといった風合いです。野菜が練り込まれた、滋味深いパンと合わせるのがお勧めで、ペーストを塗った後に、軽くトーストすると、香ばしさが一層広がります。
※掲載情報は 2015/03/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パン・料理研究家
荻山和也
パン・料理研究家
粉からのパン作りに魅せられて、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。
ヨーロッパを中心に、製パン学校への留学経験多数。現地で習得したパンを、家庭で簡単に作ることのできるレシピにアレンジし、自らの教室や、著書にて発表し、好評を博している。
手捏ねパン以外にも、ホームベーカリーを使ったレシピ本では、今までに無い絶妙な配合で、特に人気が高い。
ホームベーカリーBOOK(グラフ社)、ホームベーカリーで作るからだにやさしい本格ハードブレッド(講談社)他、著書多数。