ご紹介した商品はこちら
ご紹介した商品はこちら
松江縁結びぼうる(9袋入り)[有限会社松江クロード]|ぐるすぐり
商品詳細を見る
JR松江駅から車で約7分の場所にある「松江クロード」。
松江では言わずと知れた有名洋菓子店です。
『誕生日ケーキは毎年クロードさんに頼んでいる』
『会社訪問の手土産に持って行くとかなり喜ばれる』
なんて声も良く聞かれるほどで、お店にはひっきりなしにお客さんが来店します。
松江クロードを創業したのは、先代の鶴田栄治さん。
和菓子屋の三男として生まれ、小さいときからお菓子作りに真剣に取り組むお父様の姿を見て育ったそう。
あるとき、お父様が作った生クリームに魅せられ洋菓子の道に進むことを決め、単身フランスへと渡ります。
インターネットもない時代の、言葉も通じない、慣れない土地での厳しい修行は想像するだけで大変そう・・・。日本にいる家族とも頻繁に連絡が取れず、寂しい思いもされたそうですが、「おいしいお菓子で松江の人を喜ばせたい」という一心でなんとか乗り切り、帰国後、1979年にめでたく「松江クロード」をオープンさせました!
現在は、奥様の桂子さんと、娘のりささんを中心にお店を切り盛りされています。
▲今回お話を伺ったお二人。(左:桂子さん 右:りささん)
「シンプル・イズ・ベスト」をモットーに、素材の良さ・味を伝え、末永く愛されるお菓子づくりがクロードの原点。
その想いは、現在の職人さんにもしっかり引き継がれています。
素材を厳選し、一つ一つ丁寧に作られたスイーツの数々は見ているだけで幸せ♪
お店には、ロールケーキやショートケーキの定番商品や、季節にあわせて作られる限定商品を楽しみにしているお客様が開店直後から次々と来店。
さすが、松江でず~っと愛される洋菓子店!
古くから神話と縁結びの地として知られる出雲地方。
松江クロードでは、そんな縁結びをイメージしたお菓子として約25年ほど前から『松江縁結びぼうる』を作っています。
今回は、こちらのお菓子を是非ご紹介させてください!
「お客様とのご縁に恵まれたお店を営んでいることに感謝して、縁結びの場をさらに素敵に盛り上げるお手伝いができれば」という願いをこめて考案されたこちらのお菓子。ブライダルギフトや手土産として、とっても重宝されているんです。
2月にはチョコレート味、3月にはいちご味が限定販売されるので、バレンタインやホワイトデーのギフトとしても人気とのこと!
『松江縁結びぼうる』は、自然乾燥で独特の風味を大切に残した、徳島県産の特上品和三盆糖をまぶした丸いクッキーで、口の中にいれるとホロホロっと溶けていき、優しい甘さが広がります。
子供からお年寄りまでみんなに愛される松江クロードの代表銘菓!
その工程は・・・
クッキー生地を絞ります。テンポ良く均一の大きさに絞っていく、まさに職人技!
オーブンで焼き上げ、熱を取ります。どのくらいの時間にするかは、季節により変わります。クッキー生地が熱過ぎても、和三盆と合わせた際にベトベトしてしまいますし、冷まし過ぎてもカサカサになって和三盆がくっつかないとのことで、職人の長年の勘でベストタイミングを見極めます。
クッキーと和三盆を合わせていきます。こちらの工程も職人さんの手作業。
和三盆が全体にまぶされているのか、しっかりチェック!一旦冷蔵庫で落ち着かせたあと、再度和三盆をまぶします。
その後、1日冷蔵庫で休ませて完成!
1日置くことでクッキーと和三盆が一体化、ホロホロっとした食感になるんだそうです。
1度に作る量は2,800粒と大量なのですが、職人さんが1粒1粒心を込めて作っています。
発売当時の『松江縁結びぼうる』のパッケージは、今とは異なっていましたが、お客様からの「県外に持って行く際に松江を伝えられるギフトがほしい」というお声を取り入れながらデザインを再考。
赤と白のコントラストが綺麗な現在のパッケージに変更したところ、『日本パッケージデザイン大賞2021』に入選!
松江クロードの、お客様の声に真摯に向き合う姿勢が生んだ嬉しい結果です♪
▲紅白のおめでたい色使いと、縁結びを連想させる赤い糸をモチーフにしたデザインで、箱を開ける前からワクワク♪
とにかく大人気の松江クロード。
桂子さんとりささんは、「お菓子職人さんにはしっかり休みを取ってほしい反面、定休日を増やすとお客様に迷惑がかかってしまう・・・」と悩んだ末に、ケーキの自動販売機を導入されました!
自動販売機にはギフト用の焼き菓子セットやプリンなどが並びますが、ひときわ目を引くのが《クロードケーキ缶》!季節のフルーツ、生クリーム、カスタードクリーム、スポンジなどがきっしり詰まっていて、見た目もキュート!
また、自動販売機は店舗の営業時間よりも長いため、その日売れ残ったケーキを「SDGsな訳ありケーキガチャ」として販売。中身が見えないようにラッピングしているので、何が出てくるのかな?という楽しみがあります♪
「パティシエがせっかく作ってくれた、まだ美味しく食べられるケーキを廃棄するのがとても心苦しかったので、その課題を解決できたこと、そして、営業時間内には来店することが難しい方にも、自動販売機があることで松江クロードのケーキを食べていただくことが出来て嬉しいです」と話す、桂子さんとりささん。
お客様とスタッフを思いやる優しい心遣いから生まれたヒット作です!
松江クロードから車で約5分の場所にある「八重垣神社」は結婚式発祥の地として有名で、縁結びにご利益があるということで全国からたくさんの方がお参りにいらっしゃいます。
境内の鏡の池では、恋占いを楽しむ観光客の姿も!
▲占い用紙を水に浮かべ、その上に十円または百円硬貨をそっと置き祈ると、だんだんとおみくじに文字が浮かび上がってきます。
占い用紙が15分以内に沈めば縁が早く、30分以上かかると縁が遠いと言われています。
また、近くで沈めば身近な人、遠くで沈めば遠方の方と縁があると言われていて、鏡の池の周りには固唾をのんで占い用紙の行方を見つめる方がたくさんいらっしゃいます。
▲数量限定販売のおなじみクレープ。
最後に・・・店頭での販売のみになりますが「おなじみクレープ」もとってもおすすめ!
数量限定のため午前中に売り切れることが多く、入手困難ではあるのですが、クリームのなめらかさが絶妙で、とにかく美味しいです。一口食べて、思わず「うまっ」と声が出ました。
この他にも、松江サブレやだんだんプリンなど美味しいお菓子がもりだくさん。
縁結びスポットのある松江にて、人と人とを美味しい笑顔で繋ぎたいという想いでこだわりのお菓子を作り続ける松江クロード。
松江にお越しの際はぜひお立ち寄りください♪
※掲載情報は 2023/11/27 時点のものとなります。
島根県松江市地域活性化起業人/(株)ぐるなび
寺島奈実
長崎生まれ、横浜育ち。
海外旅行が大好きで、これまで行った国は20か国以上!旅先では、事前情報はあまり仕入れず、直接現地の方におすすめ料理を聞いて食べ歩きを楽しみます。これまでに食べて一番美味しいなぁと感じたのは、イースター島で食べたエンパナダです。
現在は、島根県松江市で「地域活性化起業人」として松江市の特産品のブランディングを担当。
松江には、有名な宍道湖(しんじこ)のしじみはもちろん、ミネラル豊富な土壌が育んだ大根島の野菜、昔ながらの方法で丁寧に作られた畑の干し柿、漁師さんが作った御津(みつ)の鯖の塩辛など、知る人ぞ知る絶品グルメがたくさん!
皆様に美味しい情報をどんどん発信していきますので、是非チェックしてくださいね。