ゆあささんの有機梅干し ヒマラヤ岩塩
ゆあさ農園
365日、梅干しは欠かさずキッチンにあります。
常に数種類は常備していて、その時の気分や健康状態などで食べたい梅干しも変えているんです。今回ご紹介したいのは、気分をシャキッとさせたい時に食べている梅干しです。
なんといっても原材料のシンプルさ!必見(笑)です。
有機栽培の梅と岩塩のみ。潔いです。でも、梅干しって本来は梅と塩だけで出来るんですよね。
ですので、そのたった2つの素材が上質じゃないとおいしくないですよね。梅干しの味は2つの素材にかかっている、といっても過言ではありません。
「ゆあささんの有機梅干し」の梅は、樹の上で完熟させているので、旨味があります。群馬県高崎市上里見町にある「ゆあさ農園」さんは、平成5年に就農した当初から化学合成農薬や化学肥料、除草剤などを使わない栽培方法で梅を栽培しています。
農園内の電力はソーラー発電でまかない、ビニールのごみを出さないようにガラスハウスで天日干しを行っているそうですよ。「梅そのもの」にも環境に配慮した梅つくりをされているんですね。オーナー湯浅さんの一貫した哲学を感じる農園です。
そんな梅に合わせるのは、主にヒマラヤ山麓周辺の岩塩鉱床から産出される塩のヒマラヤ岩塩です。塩化ナトリウムの含有が少ないため甘みもある岩塩は、鉄分も豊富です。塩分濃度13%で塩気も感じつつ、岩塩の効果で、ほかに材料を入れなくてもまろやかな梅干しになるのだと思います。
油を含む料理を食べた後ちょっと口にしたり、キュウリやキャベツなどの野菜にちょんっとつけたりと楽しみ方いろいろ。シンプルで上質な材料の梅干しだからこそ、後味がスッキリするんです。少し食べるだけでシャキッとなる気がします。スイーツに加えてもおいしいんですよ。
ゆあさ農園直接の通販はありませんが、私はTAC21さんから買っています。TAC21さんは、まだ「自然食品」という言葉があまり使われていなかった昭和45年創業当初から自然食品にこだわっている企業さんです。志のある企業同士、有機農法に真っすぐなゆあさ農園さんとTAC21さんが出会われたのも自然なことのように感じます。
ゆあさ農園
※掲載情報は 2021/10/02 時点のものとなります。
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数