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パッケージを開けると、丁寧に煎り擂られたゴマが…
ゴマは和洋中どんな料理にも活躍してくれるうえに、体にも良いということは良く知られています。
元来、熱い地域の植物であるゴマは、アフリカには野生種があり、インドが栽培ゴマの発祥とされています。エジプトでも紀元前3千年より前には既に栽培されていました。
「日照りにゴマの不作なし」といわれる、荒れ地にも干ばつにも強い植物です。
日本では縄文時代の遺跡からゴマの種が出土していますから、ゴマと人とのお付き合いはとても長いのです。現在では、日本産のゴマは大変少なく、99%、つまりほとんどは輸入なのです。
食用ゴマは、外皮の色で分類されており、白、黒、金、黄、茶の5種があります。
ゴマは煎ったものをそのまま使うことも多いのですが、擂ったり、切ったり、練ったりしたほうが、外皮が破れて、豊かな栄養がしっかりと摂り入れられます。もちろん香りも味もより強調され、料理の幅もグンと広がります。
そんなスグレものであるゴマでお薦めの商品は、カタギ食品のゴマです。
カタギ食品は、1919年創業からゴマ一筋100年!ゴマ専業の凄いメーカーなんです。
さまざまなゴマ商品をラインナップする中で、私が特に紹介したいのは、「カタギの本気 本擂鉢すり 鉄窯直火焙煎」です。「白の香り」(白ゴマ)「金のコク」(金ゴマ)があります。
その名の通り、とてもこだわった製法でとてもおいしいです。きっと食べてみると、ゴマってこんなにおいしいだ!と感じて頂けると思います。
質の高いゴマを、昔ながらの鉄窯直火焙煎で煎ります。鉄窯を直接熱して煎り上げるため、火加減を注意深く見続けなければならず、手間と時間がかかります。それだけに香りも味も良いのです。
続いて摺る工程ですが、家庭で使うすり鉢を大きくしたものと木製のすり木を使うので、時間はかかるのですが、豊かな香りとしっとりした油分がしっかりと引き出されます。
このように味と香りを大切にするために、伝統の手法にこだわっています。
パッケージを開けるだけの気軽さで、手作り感たっぷりのゴマだけの豊かな風味を楽しめるのはとても嬉しいことです。
カタギの他の製品では、「金のコク」「白の香り」「香味シリーズ」「スタンドシリーズ」もこの製法で作られています。
私は日々の色々なおかずにたっぷりかけます。
何にでも一振りで美味しくなり、ゴマの風味で野菜は、知らず知らずのうちにたっぷり食べられます。
塩おにぎりにまぶしてもおいしいですよ。
おうちご飯のいくつかはこんな感じです。
茄子をチンしてツナ缶、中華スープ、胡麻油でタレを作り、
味の決め手はたっぷりのすりゴマ
ヒジキは出汁と酒で煮て醤油少々で味を整え、薄味仕立てに。
残り野菜も加えて作れば、味に深みが出ます。
ちょっとおしゃれで、超簡単なレシピを紹介しましょう。日本酒、焼酎、ワインにも合う一品です。
オニオンスライスにレモン汁をギュッと絞り、ポン酢を少々、エキストラバージンオリーブオイルを垂らしたところにタップリ振りかけます。コツはレモン汁と控えめな調味料です。ゴマはタップリかけることで、味を引き立てます。ゴマの成分は悪酔いも防ぐといわれていますから、飲む前の前菜としても適しています。
お酒のお供にも重宝するスピード一品!レモンを絞って
カタギの練り胡麻にポン酢と豆板醤を加えてタレを作り、蒸した鶏むね肉にかけ、追いすりゴマをかけるのもおいしいですよ。ある日の我が家の夕食風景です。
折敷の右上の蒸し鶏に練り胡麻タレをかけ、最期に追いすりゴマを
デザートにも使っています。
クッキー生地に練りこみ風味を豊かにし、いりゴマを加え食感に変化をつけて焼き上げると美味しいです。
市販のバニラアイスクリームにも混ぜます。リッチなハイブランドアイスに変身しますよ。一度お試しください。
市販のバニラアイスを少し柔らかく溶かし、すりゴマを練り混ぜ冷やします。
抹茶アイスと組み合わせ、お好みのフルートを加えれば、オシャレおうちデザートに変身です。
いつでも、どこでも、何にでも、「白の香り」「金のコク」でおうちご飯をもっとおいしく!
購入店とネットのご案内については、地域により取り扱い店舗にばらつきがあります。
カタギお客様室(フリーダイヤル)にお問い合わせください。近隣の取り扱い店舗をご紹介いたします。
※掲載情報は 2020/05/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ライフスタイルデザイナー
長尾典子
日本伝統の知恵と美を取り入れた現代の食と暮らし方”Nippon Stylish Life”を提唱。
西宮市内のサロンと各地で、テーブルコーディネート・料理・英語・食文化をテーマに幅広く活動中。
季節開催「Japan Cool Seminar in Tokyo」では伝統美味食をテーマに、レストラン・料亭を会場に、その日だけのオリジナル料理を味わい学ぶ講座。
旅館・ホテルの食空間提案、英語による和食文化、テーブルコーディネートセミナー、オリジナル食器デザイン販売も手掛ける。
著書『12か月のLifestyle Book 食卓からしあわせは始まる』エピック
『和食の力に魅せられて 伝統美味食の世界』エピック
食卓文化研究家、食空間コーディネート資格認定講師、卓育インストラクター、カラーコーディネーター、英語講師。
食空間コーディネート協会理事
京都文教短期大学、大阪夕陽丘短期大学非常勤講師。
奈良女子大大学院生活環境修士。現在、現在、龍谷大学博士後期課程。
mail:nagao@a-de-v.com