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創業者の想いが詰まった「蜂カレー」という名前
昭和3年。歴史のある薬種問屋だったようです。
「蜂カレー」って知っていますか? 実は、この蜂カレーが日本で初めての国産のカレーなのです。もともと大阪で薬種問屋を営んでいた創業者(2代目の今村弥兵衛さん)が1905年(明治38年)、漢方薬を使って調合したことがきっかけでスタートしたとのこと。
蜂のマークが印象的。当時も蜂が入っているのでは?と思われていたみたいです。
かなり奇抜な巨大看板!
即席、が今や当たり前の時代になりましたね。
オモチャのミニカーでしか見たことのない3輪車。蜂カレーの宣伝カーでした。
その後、蜂カレー粉を製造・販売。薬種問屋が「蜂カレー株式会社」となり、現在の「ハチ食品」になりました。また、少し奇妙な名前「蜂カレー」の由来は、創業者が漢方薬の倉庫でカレー粉を調合していたときに、見上げた窓に止まっていた1匹の蜂が、朝日を浴びて黄金に輝いていたのを見て感動し、この名前になったそうです。由来を知ると、さらに食べてみたくなりますね。
昭和初期のパッケージ。どことなくアメリカンなイメージですね。
現在では歴史のある蜂カレーをはじめ、100年目のカレー、アジアングルメのレトルトカレーや激辛スパイスなども品ぞろえは多数。
贈答用の「蜂カレーセット」もあるので、プレゼントにもピッタリです。100年の歴史を凝縮したカレーを舌で味わいながら、蔵の窓に止まった蜂に想いを馳せる。そんな時代情緒あふれる体験を、蜂カレーでしてみませんか?
※掲載情報は 2019/09/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ハワイ・アイランド料理研究家
藤沢セリカ
大手出版社で女性雑誌の編集者として勤務。その後、フリーエディターとして数々の雑誌やムック本を手がける。「ハワイごはん」の出版を期に料理研究家へ転向。現在は、ハワイ・アイランド料理研究家として、また、
アンチエイジングアドバイザー、メディカルハーブコーディネイターの資格を持ち、日々、美容と健康に良い食の研究をしています。
さらに、料理研究家として日々新しいレシピを開発しつつ、「健康でキレイになる料理」などをテーマに各地で料理教室を開催。また、アイランドの「ごはん」や「暮らし」をテーマに雑誌、テレビなどで幅広く活躍中です。