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記事詳細
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一品目「能登とり貝のお刺身 能登の海藻を添えて 大野醤油にて」にも使用されていたのが、海藻の「あかもく」です。「輪島海女手摘み 天然わかめ」と一緒に提供されていましたが、ねばりや食感の良さがとても印象に残りました。
加熱前は茶褐色で、湯通しすると鮮やかな緑色に変化し、とろろ状の粘りが出ます。今回は、原藻を使って提供されていたそうですが、お手軽に食べられる加熱後にカットしたパック詰めの商品「海のじねんじょ」(商標登録済)も手に入ります。
1袋ずつ丁寧に真空パックにするため、一度に作れる量は限られるとのこと。とても貴重な「あかもく」は、茹でてあるので味付けをするだけでいいため、味噌汁や酢の物など、家庭でも使いやすいのではないでしょうか。
独特なねばりとシャキシャキ感が味わえる「あかもく」、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2019/07/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
レストラン モナリザ オーナーシェフ
河野透
1957年、宮崎県出身。調理師専門学校を卒業後、「精養軒」などで経験を積み25歳で渡仏し約8年間に渡ってキャリアを重ねる。帰国後は恵比寿「タイユヴァン・ロビュション」の総料理長を3年間に渡って勤め、1997年には恵比寿に「レストラン モナリザ」をオープン。オーナーシェフとして腕を振るう一方、書籍や講演会など幅広い活動を行っている。また、出身である宮崎県の食材も積極的に使用し、食材普及の活動にも積極的に取り組んでいる。