記事詳細
どんな料理にも合う癖になるオイル
ぶどうの種から搾ったオイル「グレープシードオイル」は クセがなくて柔らかいので、どんな料理にも合うんです。ぶどうの風味がふんわり広がるオイル。そこに、にんにく、唐辛子を加えてじっくり煮て香りを出し、ローズマリーを加えて一層深みを出した優れものが今回ご紹介する一品。これ一本で一気に調味料としての完成度が高まるので、いろいろに使えて凄く便利なんです。
冷や奴にもおいしく、白身魚のカルパチョも簡単もかけるだけ。パスタのペペロンチーノにも重宝しますし、ローズマリーも入っているので香りがそそられるアクアパッツァの仕上げにもどうぞ。
グレープシードオイルは、 新陳代謝を高めて肌の酸化を防ぐ働きのあるビタミンEや、抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含みます。どんな料理にも使いやすいので世界中で注目度も高いですよね。
ペンション経営から始まったサンクゼール
数多くの調味料やキッチン雑貨まで幅広く販売しているサンクゼールさんの商品は、ひとつあるだけで食卓に華やぎをもたらすので、不思議。でも、もともとは1975年に斑尾高原で開業したペンションがサンクゼールさんの前身です。
そこで出した奥様お手製のリンゴジャムが人気となって信州土産になったのだとか。当時は、JAS(日本農林規格)では糖度65度以上のものを「ジャム」とされていて、奥様のジャムは砂糖を控えた50度~55度のもの。規格外で「ジャム」と名乗れず、独自に「生ジャム」というカテゴリーを設定されたそうです。現在の低糖質ブームを先取りされていたのですね。現在のサンクゼールさんの商品に素材を活かした商品が多いのも納得ですね。
*1987年JAS規格は改定され、ジャムは糖度40度以上とされました。
※掲載情報は 2019/06/22 時点のものとなります。
- 0
キュレーター情報
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数