新鮮野菜がシートになった!食卓を鮮やかに彩る「ベジート」

新鮮野菜がシートになった!食卓を鮮やかに彩る「ベジート」

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使用用途は無限大!新鮮な野菜をシートにした斬新な発想

食材本来の色と風味をしっかりと残した野菜由来の食材「ベジート」は、欧州の星付レストランや国内大手総合スーパーなどでも扱われ、テレビ東京「ガイヤの夜明け」でも取り上げられた野菜シートです。

規格外野菜を生まれ変わらせた天然素材の食材

新鮮野菜がシートになった!食卓を鮮やかに彩る「ベジート」

「ベジート」は、野菜でできたシート状の全く新しい食材。海苔を作るための「海苔乾燥機」を使用し、野菜と寒天を合わせて作られています。しっかり乾燥させているため、料理にほんの少し使うだけでも野菜の味を濃く感じることが出来ます。巻き付けたり、重ねたり、カットしてふりかけたりと、使い方のバリエーションもあります。

 

前述のとおり、使用しているのは野菜と寒天だけ。使用する野菜は、新鮮なのに大きさや形が規格に適合しない、市場に乗らず廃棄されていく野菜を使っています。もともと捨てられるはずだった商品に新しい価値を与え農家に貢献するだけでなく、世界的規模で叫ばれているフードロス(食料廃棄)にも一役買う商品だと言えます。

食材にくるりと巻いたらあらキレイ!極薄0.1mmの野菜シート

新鮮野菜がシートになった!食卓を鮮やかに彩る「ベジート」

このベジートを開発した(株)アイルの早田圭介社長は、有明の海苔生産の現場を見て野菜シートの開発に着手、そこから多くのトライアンドエラーを繰り返しながら商品として世の中に「ベジート」を送り出します。現在は5種類「にんじん、だいこん、かぼちゃ、ほうれんそう、トマト」があり、100%天然食材を使っています。

 

保存料や着色料、化学調味料は不使用かつアレルゲンフリー、野菜の味以外の味付けもないため調理にはとても適している上、お子様からお年寄りにまで安心して口にできる食材です。また黒い海苔が苦手な欧米人にも向いている商品とも言えますね!薄くて保存しやすいことに加え、常温で2年間も持つので、保存食としても活用できそうです。

人と環境にやさしい、次世代へ向けた食への提案

新鮮野菜がシートになった!食卓を鮮やかに彩る「ベジート」

ベジートの誕生は、廃棄されるはずであった規格外野菜に命を吹き込むことによる環境への配慮や、第一次産業の救世主ともなる食のイノベーションとなりました。食物繊維も豊富で安全安心の食材でもあるベジート。日本でも食事の多様性が進む半面、栄養の貧困化やアンバランス化も懸念される昨今。ベジートの今後の料理開発などにも興味を向けつつ積極的に日々食卓に、お弁当に、取り入れていきたいものです。

※掲載情報は 2019/05/30 時点のものとなります。

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キュレーター情報

西村愛

ライター、ブロガー、島根県親善大使

西村愛

10年以上続けているブログは食と旅がメイン。
ここ数年は故郷である島根県を東京目線で取り上げ地域をわかりやすい表現で紹介する。
食では企業デジタルマーケティング他、メニュー試作、飲食コンサルティング、飲食店レポート等行う。
旅では旅行会社パッケージツアー監修及びモデルルート企画提案、航空会社及び各国政府観光局、旅行代理店等のツアーレポートを行う。
地域活動としては首都圏でのイベント開催、ツアー企画、地域飲食店の情報発信サイト作成、またそれらに関するトークショーなども開催する。

・サントリー公認ブロガー
・キュレーションマガジンアンテナ「島根担当」
・食SNS・Retty公認ユーザー
・旅行口コミサイト フォートラベル おすすめブロガー
・遣島使(島根県ふるさと親善大使)
・出雲観光大使

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