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創業150余年、まさに老舗が作る、真面目な商品
スーパーやコンビニなどでも気軽に売っている“ちくわ”。本当に様々な種類があり、とても身近で諸々重宝します。僕は特に炭水化物ダイエットをしているわけではないのですが、それでも昼間に麺類などを食べすぎてしまった時は、夜は主食の代わりにちくわを食べていたりすることも、実は多いです。でも、裏側の添加物などを気にし出すと、ちょっとドキドキすることも。必ずと言ってよいほどアミノ酸が含有されています。それは、かまぼこも、しかり。ところが、あまり知られていませんが小田原の「鈴廣」は凄い企業なのです。天然素材を使い、化学調味料は一切使わず、保存料無添加で作っています。もう、びっくり。創業は1865年(慶応元年)。小田原代官町で網元漁商を営んでいた四代目 村田屋鈴木権右衛門が、副業として蒲鉾製造を始めたのがきっかけ。創業以来、150余年。まさに老舗です。しかも「私たちの仕事は魚のいのちを人のいのちに移しかえるお手伝い」と言いきっちゃってます。真面目すぎる。
そのままでも良いけれど、味噌＆青ネギが超GOOD!
そんな「鈴廣」はかまぼこも良いですが、今、ハマッてるのが、「百年ちくわ」です。ずっしりと太い形状で、表面を焼き上げたタイプです。原材料は、魚肉、砂糖、卵白、魚介エキス(えびを含む)、でん粉、みりん、食塩、ごま油、魚醤、酒粕、香辛料のみ。とても上品な味わいで、優しい旨みに包まれています。なので、このままでも良いのですが、少し味つけをするともっと良さが引き立ちます。いろいろと試したのですが、とても美味しかったのが、水で少々のばした味噌をさっと縫って、電子レンジなどで温めたあと青ネギをかける食べ方。バーナーとかがあれば、表面をサッと炙れば香ばしさがさらに加わって、超美味しいです！
※掲載情報は 2019/05/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は８０００軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「ＪＡＬ（Ｗｅｂ）」などに連載中。また近年は料理研究家としてＴＶラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』（幹書房）、『おうちラーメンかんたんレシピ３０』『おうち丼ぶりかんたんレシピ３０』『全国ご当地やきとり紀行』など２５冊。
