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南アフリカ初の黒人女性醸造家が作るしなやかで情熱のワイン
南アフリカのワインも多く出回ってますよね。今日ご紹介するワインは、南アフリカで初めての黒人女性醸造家Ntsikiのワイン。まだまだ差別のある南アフリカで生まれたNtsikiはお母さんが出稼ぎで行き、おばあさんの元で、おばあさんの大きな心で子どもたちは貧しい中、育てられました。Ntsikiは、奨学金でケープタウンのステレンボッシュ大学でワイン醸造学を学びました。彼女の周りではワインを飲む人もなく、醸造学で初めてワインを口にしたそうです。アパルトヘイトの終わりの時期だったけれど苦労の多い日だったことでしょう。Ntsikiのたゆまない努力と本来の逞しさと優しい心で4年で卒業し、10年間勤めて自身のブランドを作り上げました。
Ntsikiに会うと皆、温かい気持ちになれる素敵な笑顔。どんな努力があったのか?ここに来るまでの道のりは私達の想像を絶することでしょう。
今回は、4本のワインのうち、Umsasane ウムササネを紹介します。まず「AulinaWine」 この名前は、先に話したおばあさんの名前です。そしてこのウムササネは、おばあさんの愛称だったそうです。アフリカでよく見かけるアカシヤの木です。ズール語で私達を守って安らぎを与えてくれる。ボルドータイプのワインです、一口飲むと優しい味とともにゆっくりと
ベリーやナッツの香りが広がります。彼女の想いが託されている愛にあふれて、そして強さのあるワインです。
さあ、これからの季節にぴったりのワインです!
※掲載情報は 2019/04/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家 salon de R主宰
山田玲子
1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房