世界一臭いと言われるスウェーデンの「シュールストレミング」には解禁日があった!

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缶の中で発酵させたニシンの塩漬け

スウェーデンの食べ物で強烈な臭いを放つことで知られるのが「シュールストレミング」です。空輸では運べない、世界一臭いがきついなどと言われる「シュールストレミング」ですが、歴史は古く14世紀にはこの保存は広がっていました。

「スール (sur)」は「酸っぱい」を、「ストレンミング (strömming)」は「バルト海産のニシン」を意味していて、ニシンの塩漬けの缶詰のことを指します。缶詰は一般的に長期保存の可能な食べ物ですが、フランスのボジョレーヌーヴォーと同様に実は毎年解禁日というのがあります。4月~5月に獲れたニシンを塩水に漬けて缶詰の中で発酵させるため、それがちょうど食べ頃となる8月の第3木曜日が発売の解禁日と定められています。スウェーデンでは主に北部で食べられておりますが、南部の人たちはほとんど食べないようです。

世界一臭いと言われるスウェーデンの「シュールストレミング」には解禁日があった!

北部でも、年に1度「シュールストレミングパーティ」を開いて食べるくらいで、日常的に食卓に並ぶわけではありませんが、好きな人にはたまらない食べ物です。臭いが強烈なので、缶詰を開け、トゥンブレードという北欧の薄いピタパンの様なパンに、茹でたポテト、タマネギのみじん切り、ゴートチーズやサワークリーム、バターなどを乗せて食べるのが伝統的です。合わせて飲むのはアクアヴィットやウォッカ、ビールなどのアルコールが多いですね。

日本の皆様にも一度は体験してみてほしいスウェーデンの逸品です。

世界一臭いと言われるスウェーデンの「シュールストレミング」には解禁日があった!
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三幸貿易株式会社

※掲載情報は 2015/02/19 時点のものとなります。

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スウェーデン大使館

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福祉の先進国スウェーデン。男女平等の国スウェーデン。それだけではなく観光としても有名です。スウェーデン北部に広がる大自然、世界一美しい首都ストックホルム、有名なガラスの王国など、スウェーデンには見所がいっぱいあります。食文化も非常に豊かで、洗練された乳製品はもちろん、牛肉、豚肉、魚介類の消費も多く、ジャガイモが付け合わせとして茹でて供されることが多いです。また、スウェーデン料理には膨大な種類のパンがあります。形や大きさ、ライムギ、エンバク、オオムギ、白パン生地、黒パン生地、サワードウ、全粒粉といった材料で非常に多くのパンが愛されています。多くの肉料理、特にミートボールが、リンゴンベリー・ジャムを添えて食べられており、代表的な伝統料理となっております。スウェーデン料理の菓子は、伝統的に酵母ロールパン、クッキー、ビスケット、ケーキの様々な種類があります。フィーカ(Fika、お茶の習慣)もスウェーデンで欠かせない食文化です。食文化という側面で、皆様にスウェーデンの魅力を感じ取っていただければ何よりも幸せです。

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