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かつお節と昆布だしの黄金タッグで最高の調味料!
酢は料理の味を引き立ててくれる上に、抗菌作用があり、疲労回復効果や、血糖値の上昇を抑える効果もあるといわれています。
古くから親しまれてきた酢は、二杯酢、三杯酢、ポン酢、胡麻酢などの合わせ酢としてもよく使われてきました。今回はそのうちのひとつである「土佐酢」を紹介します。
土佐酢の特徴は甘みと出汁味の利いたまろやかな味わいです。酢のものが苦手な方にも食べやすい味。かつお出汁を使うことから、鰹で有名な土佐の名前を付けたといわれています。
今回のお薦めは「神戸の寿司職人が考えた土佐酢」です。昆布と枕崎産のかつお節でとった出汁がたっぷり入っています。
野菜や魚介類の酢の物の味付けや、鰹のタタキにかけたり、寿司酢としても使えます。甘口好みの方は、ご飯にこれ一本だけで寿司飯の出来上がりです。私は、酢に「神戸の寿司職人が考えた土佐酢」を少し加えています。
下の写真は、ひな祭りの食卓に用意した一口寿司です。桜餅のように見えるのがその寿司。鯛の昆布〆をのせ、桜葉の塩漬けでくるっと巻き、桜花をのせた春の寿司です。一口で食べられる小さな寿司には、土佐酢を使った少し甘めのすし酢が桜葉のほんのり塩味とマッチしてとてもおいしいですよ。
私は和え物のタレにもほんの少し混ぜて使います。プロっぽい味になります!
次の写真は、レンコンスライスをさっと湯通しして、たらこで和えただけ。最後に「神戸の寿司職人が考えた土佐酢」を一垂らしします。味に深みとコクが出て、お酒にもご飯にも合う一品になります。
また、練り胡麻に「神戸の寿司職人が考えた土佐酢」を加え、トロリとした濃度になるように溶き混ぜて、なめらかな旨いゴマダレを作ります。茹でた青菜を和えるとおいしいです。写真は、菜の花のゴマダレ和えです。
魚介類の南蛮漬けのタレとしても活用しています。酢を加えればキリッとしたいい味になります。下の写真は、人参と玉ねぎをタップリ使った鰯の南蛮漬けです。
そのままでも、他の調味料を加えても様々に使える「神戸の寿司職人が考えた土佐酢」。
一本あるととても便利です。一度試してみてください。
シリーズとして冷奴の友、お魚の友(魚専用ポン酢)もあります。
300ml 594円(税込)
※掲載情報は 2019/03/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ライフスタイルデザイナー
長尾典子
日本伝統の知恵と美を取り入れた現代の食と暮らし方”Nippon Stylish Life”を提唱。
西宮市内のサロンと各地で、テーブルコーディネート・料理・英語・食文化をテーマに幅広く活動中。
季節開催「Japan Cool Seminar in Tokyo」では伝統美味食をテーマに、レストラン・料亭を会場に、その日だけのオリジナル料理を味わい学ぶ講座。
旅館・ホテルの食空間提案、英語による和食文化、テーブルコーディネートセミナー、オリジナル食器デザイン販売も手掛ける。
著書『12か月のLifestyle Book 食卓からしあわせは始まる』エピック
『和食の力に魅せられて 伝統美味食の世界』エピック
食卓文化研究家、食空間コーディネート資格認定講師、卓育インストラクター、カラーコーディネーター、英語講師。
食空間コーディネート協会理事
京都文教短期大学、大阪夕陽丘短期大学非常勤講師。
奈良女子大大学院生活環境修士。現在、現在、龍谷大学博士後期課程。
mail:nagao@a-de-v.com