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桜の開花を待ちながら……。
都内の“桜の名所”目黒川。川を挟んで桜のトンネルがどこまでも続く姿は毎年圧巻の風景です。
そんな目黒から少し離れた都立大学駅の近くにある老舗の和菓子店『御菓子処 ちもと』。立春を過ぎた頃に楽しみにしているのが、こちらの「桜餅」。
関東風の桜餅ではなく、関西風の桜餅。道明寺で絹織物のようなきめ細かいこしあんを包んでいます。小ぶりなところも、ちょうど良いボリューム感でこれまた上品。
『ちもと』さんの和菓子といえば、「八雲もち」が有名ですが、この「桜餅」にも共通するのが、余計なものを一切纏わないほんとうの意味で“シンプル”を貫いていて、和菓子ならではの美味しさと美しさを追求していると思います。
口にするたびに、“美味しいわけ”を知りたくなる存在感ある和菓子。
選ばれた素材と職人の手業が作り出しているまさに絶品の桜餅です。“シンプル”を貫くのは、ファッションの世界でも決して容易いことではありません。だからこそ、このお菓子を作り続ける『ちもと』さんは凄いと思うのです。
毎日の生活で忙しく時間に追われている方にこそ、季節の移り変わりを楽しみながら、美味しい一服のお茶とともに楽しんでいただきたいお菓子です。
季節の和菓子なので、桜が散る頃までの季節限定商品となります。桜の蕾を眺めながら、春本番を待って楽しみたいお菓子です。
※掲載情報は 2019/03/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、PR、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 IFIビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/