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岐阜では誰もが知っている超有名な「明宝ハム」
最近お仕事で岐阜県に行く機会が多く、その魅力にどんどんハマっていってます。人口約200万人。日本のほぼ中央部に位置しています。ひとくちで岐阜県といっても広くて、東濃地方、中濃地方、岐阜地方、西濃地方、そして飛騨地方と、5つの地域に分類され、それぞれに特徴があります。そんな岐阜県には2つの有名なハムが。それが『明宝ハム』(めいほうハム)と『明方ハム』(みょうがたハム)。最初、岐阜県郡上郡奥明方村の奥明方農協加工所で『明方ハム』の製造が開始され、八幡町へ工場移転する際に、それに反対した明方村が独自に第三セクターで『明宝ハム』を設立したのだとか。ともに人気なのですが、今回は『明宝ハム』をご紹介。あまりの人気で一時期は品不足になり、「幻のハム」と呼ばれたこともあるそう。
国産豚のもも肉のみ使用の真面目さで、旨みがたっぷり
なにせ、真面目です。良質な国産の豚肉だけを原料としています。それも、もも肉のみ。冷凍やチルドを使用すると豚の臭みが出てしまうので、生肉のみ。しかも、保存料・着色料・酸化防止剤、増量剤は不使用で、食品添加物の使用を極力おさえています。そのため、風味や芳醇さはピカイチ!豚肉の旨みたっぷりのハムが楽しめます。実はハムにはロースハムやボンレスハム、プレスハムなど種類があり、こちらはプレスハムといって、豚肉を固めたタイプです。そんな『明宝ハム』ですが、レギュラータイプももちろん美味しいですが、僕がイチオシなのが「瑞峰」(ずいほう)というタイプ。細かく切った青しその葉が入っているのですね。なので、ジューシーな豚肉の旨みの中に、青しその爽快な味わいがちょこっと顔を覗かせるというわけ。それが、ヤミツキになるのです!
※掲載情報は 2019/02/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。