形と色の美しさにもっちりしたかまぼこは、富山でしか作られていない「巻きかまぼこ」

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板にのってない、富山の蒲鉾

形と色の美しさにもっちりしたかまぼこは、富山でしか作られていない「巻きかまぼこ」

富山の鰤尽くしパーティーに呼ばれた時に、出てきた富山の蒲鉾。蒲鉾といえば板にのっているのを想像しますよね。富山の蒲鉾は巻いてあるんです!
四方蒲鉾の3種の蒲鉾を頂きましたが、新鮮でもっちりしてとても美味しく頂きました。
富山のかまぼこは、昆布や赤い皮で巻いてあります。なぜ巻かれているかというと、これは「北前船」との関係だそうです。富山湾で獲れる新鮮な魚をすり身にして、北海道産の真昆布で渦巻きの様に巻いた蒲鉾は、富山独特の産物です。
富山は昆布の食文化の県ですね、昆布の消費量も多い県です、均等に昆布の味が行き渡るように渦巻き状に巻いて作られているそうです。
巻くことによって、昆布が十分に利用されていますね。
富山の昆布巻かまぼこは、富山藩主への献上品として作られたのが始まりとも言われているそうです。海沿いの地域でかまぼこ作りが活発化して行き、当時は高級品でしたが徐々に富山の人々に浸透していったそうです。
四方蒲鉾は富山市の漁師町にある蒲鉾屋さんです。吟味した素材スケソウダラを使って伝統の手作りで作る蒲鉾です。小巻は4種あるようです、今日頂いたのは、赤巻きと小巻しぐれに昆布巻です。赤巻とは赤く色を着けたすり身で巻いてあります。小巻しぐれは刻み昆布を練り込んであります。歯ごたえもありもっちり感としっとりしていてとても美味しいく見た目も鮮やかです。サイズも小巻なので、ちょっと頂くのにちょうど良い大きさです。

形と色の美しさにもっちりしたかまぼこは、富山でしか作られていない「巻きかまぼこ」

そう言えば、富山の方との結婚式の引出物に鯛の蒲鉾を頂いた事があった……と思い出しています。

※掲載情報は 2019/02/07 時点のものとなります。

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キュレーター情報

山田玲子

料理家 salon de R主宰

山田玲子

1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房

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