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白形傳四郎商店
茶ノ実油 GOLD TEA OIL【92g(105ml)】
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茶について、唐の時代の陸羽は「南方の嘉木なり」と、鎌倉時代に栄西は「養生の仙薬なり」と記しています。古くは薬として、やがて嗜好品として広く愛されてきたのが茶です。
特に、不発酵茶である緑茶は、冬に流行る風邪やインフルエンザの予防にも良いとか。冬にはあったかい緑茶を飲むといいですね。
今回は茶葉ではなく、その実からゆっくり丁寧に絞った食べるオイル「茶ノ実油」を紹介します。
私はこのオイルを静岡で見つけました。シックなダークグリーンのパッケージの上部には茶の枝と実のイラスト、下部には小さな茶の坊やがちょこんと座るイラストが入っています。「茶の実の精」のようでキュートな坊やに何だか惹かれて、手に取りました。白形傳四郎商店という茶の老舗の商品。100%静岡県産のお茶の実から絞ったオイルってどんな風味何だろうと思い味わってみることにしたのです。
パッケージ上部の写実的なイラストと下部にあるかわいい茶の坊やのイラスト
茶の実のオイルは、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が多く、二価不飽和脂肪酸のリノール酸はオリーブオイルの2倍以上あるそうです。ビタミンEも多く、Bカロテン、CoQ10も含むため、体にうれしいオイルです。
茶は照葉常緑樹ですから、凍てつく冬にも生き生きとした色を見せてくれます。新幹線の車窓から見る深緑色の茶畑の姿にいつもエネルギーをもらっている私ですが、静岡の茶園の面積は年々減少しているそうです。日本の美しい景観のひとつである茶畑を守り、その恵みを十二分に活用するために生まれたのが「茶ノ実油」です。また、実の収穫は茶葉の収穫を行わない冬の間に行うことで、茶生産農家のサポートにもなるのです。
ボトルを開けると、草に似た茶の種の香りがします。口に含むとサラッとした感覚の中に、ナッツのような濃厚な甘さと味が広がります。
ベビーリーフのサラダ用ドレッシングに、ステーキには最後に一掛けして
まず、サラダのドレッシングオイルとして使うと味と香りを生かせます。あっさりとした
赤身ヒレのペッパーステーキの焼き上がりにも一掛けしてみました。
タコのカルパッチョは、ビネガーでマリネして、塩・胡椒、「茶ノ実油」で炒めたガーリック、ナッツを散らし、パセリと鷹の爪を振り、「茶ノ実油」を回しかけます。ナッツを加えるのがポイントです。
ナッツとの相性がとても良い
冷奴にも一掛けするとコクが出ていいですよ。時々、朝食の味噌汁にスプーン一杯加えることもあります。一日の良いスタートが切れるように思います。茶の実から絞ったオイルなので、食事中の日本茶との相性もバッチリです。
冷奴に一掛けするだけで、いつもと違った一品に!
具沢山の味噌汁にも最後にも一掛け コクが出てエネルギーもチャージ!
ナッツ入りクッキーを焼くなら、バターを控えめにして「茶ノ実油」を少し加えると、ナッツの味と香りをグンと引き立ててくれます。
105ml入りボトルはスリムで小ぶりなので、卓上に置いても邪魔にならず、すぐに何にでもサッとかけることができます。開封後は早めに使い切ったほうが、酸化や劣化の心配がないと思います。劣化が気になるようなら、パッケージに入れ光を遮断して涼しいところで保管するといいですね。
住所:静岡市葵区神明町96-1
電話番号:0120-17-1046
※掲載情報は 2019/01/28 時点のものとなります。
ライフスタイルデザイナー
長尾典子
日本伝統の知恵と美を取り入れた現代の食と暮らし方”Nippon Stylish Life”を提唱。
西宮市内のサロンと各地で、テーブルコーディネート・料理・英語・食文化をテーマに幅広く活動中。
季節開催「Japan Cool Seminar in Tokyo」では伝統美味食をテーマに、レストラン・料亭を会場に、その日だけのオリジナル料理を味わい学ぶ講座。
旅館・ホテルの食空間提案、英語による和食文化、テーブルコーディネートセミナー、オリジナル食器デザイン販売も手掛ける。
著書『12か月のLifestyle Book 食卓からしあわせは始まる』エピック
『和食の力に魅せられて 伝統美味食の世界』エピック
食卓文化研究家、食空間コーディネート資格認定講師、卓育インストラクター、カラーコーディネーター、英語講師。
食空間コーディネート協会理事
京都文教短期大学、大阪夕陽丘短期大学非常勤講師。
奈良女子大大学院生活環境修士。現在、現在、龍谷大学博士後期課程。
mail:nagao@a-de-v.com