記事詳細
紹介している商品
職人の手間暇をかけた技で「おもてなし」を表現する老舗
ついに新年、2019年がスタート。年末年始が大型連休になった方も多く、ゆっくり昨年の疲れを癒して新年を迎えていらっしゃるだろうか。私の2018年の始まりは、元旦に和歌山放送さんのラジオ出演させていただくのに始まり、大晦日も同じ局のラジオ局での仕事納めとなった。ちょっとした出会いからのご縁がきっかけとなり、今でもこのような機会をいただいている。記念すべき”平成最後の年“となった。今回は、新年に素敵なご縁がつながる逸品をご紹介したい。
ご縁をつなぐ“縁結び”というと、恋愛成就というイメージが強いのではないだろうか。しかし、“縁結び”は恋愛だけでなく、仕事など、日常生活広くすべての縁を結んでいくという意味がある。例えば、和歌山県の高野山は弘法大師を奉っているため、時間があると高野山東京別院にお参りにいき、仕事の手帖には御朱印を大切にしまっている。そのような時、私がご挨拶に選んだものが、今回ご紹介する「縁結び」だった。
現在、5代目となる銀座菊廼舎さんでは、すべて職人さんによる手作業で缶に詰めている。それは、缶を開けた時に、きれいに和菓子が並んでいるようにするため。配置を決め、ずれることなく、開けた瞬間の美しさをお客様に楽しんでいただくためだろう。
いろいろな種類が詰まった、おもてなし缶。その中身の一部を並べてみた。和三盆で作られた2色のハート。このふっくらしとした形は簡単には作ることができない。都内でも今では数少なくなっている型屋さんに作ってもらって、この温かみのある可愛らしい形に。縁起物の瓢箪も複数の味を楽しめる。実際には、この写真以外にも種類が詰まっている「縁結び」。飽きがこなく、最後まで楽しんでいただくことができる。
ここだけの話。私はお仕事のシーンで選んだ「縁結び」。しかし、高校生の間では、この「縁結び」で本当に恋愛成就したとのこと。パッケージについている「縁結び」は紫とピンクと両面の色を変え、そんな心遣いも嬉しい。
今年から始まるご縁を願って。
今までの大切なご縁を、これからも大切につなげていくために。
ビジネスから恋愛まで、2019年が皆様にとって素敵なご縁に包まれる一年になりますように。
※掲載情報は 2019/01/09 時点のものとなります。
- 9
キュレーター情報
発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー
高橋香葉
「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。
主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等